大学で活躍する現役部員の金銭的支援は無論、技術的なアドバイスを行う傍ら、
大学卒業後もラリーを中心に競技に参加する会員の支援も積極的に行っています。
会員の顕著な活躍例としては、海外ラリーに幾度となく参戦し、ついにギリシャの地で優勝を
勝ち取った井上君(6期)や国内ラリーで見事年間ベストナビに選ばれた岸保君(6期)などが
挙げられます。
競技の性格上、円熟期を大学卒業後に迎える自動車競技ならではの姿だと思います。
それ以外にも多くの会員が、社会人を相手としたハイレベルな戦いを、現役部員と2人3脚で
現在もなお続けています。
OB会の年間活動は、現役部員の追い出しコンパを兼ねた総会,懇親会以外に、走行会や
ゴルフコンペを企画し深い絆を保ち続けています。
従って、おのずと永い年月のつき合いと、また多くの会員が開業医である特性から相互学習と
相互援助の精神も育ってきました。講習会や講演会の主催もさることながら、インターネットによる
通信を手がけて更なる飛躍を模索しています。一方、休診を余儀なくされた会員に対して、
代診を派遣するなど県を越えた互助制度の確立にも熱心に取り組んでいます。
発足以来17年を経過し、倦怠期に入る時期でもあります。会員にとって存在価値のある会であり
続ける努力を今後も惜しまず、将来の展望を見据えた活動を続けたいと思っています。
本文は、“明海大学同窓会25周年記念会誌” に掲載されたものです。
1997年4月1日