私のめざす方向,考え方 |
一般的な事実 |
学会のめざす方向,考え方 |
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無数の細菌が棲息している現状で、炎症が成立するのは“異物”の存在が大きなウエイトを占めているのではないでしょうか。 |
歯周疾患(歯槽骨破壊)は炎症による |
炎症の原因は細菌 |
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生体内に於いて、“異物”の周辺でアレルギー反応が起こり、その結果炎症が起きる。 |
細菌の特定できない現状の対策としてプラークコントロール(数の減少)の徹底 電子顕微鏡の発達した現代において、大きな細菌が特定できないなんて… |
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医療の原点は、原因の除去です 原因(異物)を完全に除去できれば、あとは生体の治癒能力で自然に回復するはずです。 |
口腔内の無菌化 根拠として…無菌動物では炎症が存在しないからとされていますが、努力目標ではあっても、実際おびただしい数と種類が存在する口腔内を無菌化するのは不可能ではないでしょうか |
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かつて、歯槽膿漏(歯周疾患)の原因は “歯石”であると言われた時代がありました。 |
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歯周疾患罹患歯周辺に存在する炎症は、異物としての“歯石”に対してアレルギー反応が起こり、その結果惹起されたものと思います。 |
歯石を除去すると周囲の歯肉炎症は治まります |
歯石を取ったことにより細菌叢を破壊した。
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歯石を取った積もりでも完全に除去されていないからではないでしょうか? 除石の困難さは多くの文献で指摘されています |
しかし、歯石を取っても歯槽膿漏は治らないこともあります 度重なる除石ののち、歯肉を切って手術すると炎症の治まらない部位には必ず歯石が残っています。 |
歯石そのものには病原性が無い? ことから歯石の病原説は否定され、歯石は、単なる細菌の棲息環境の提供者と位置付けられています。 漁礁と勘違いするな! |
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歯石,または後述する象牙質中の変質(腐敗)した有機質に対するもの。 |
炎症部位でのアレルギー反応は確認されています。( CD4+,CD8+ |
このアレルギー反応は細菌膜由来のLPS(リポ多糖体)に対するもの。 |
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過度な根面処理により象牙細管が開口し、細管内の有機質がより変質しやすくなった。従って象牙質周辺のアレルギー反応が増大。 |
歯石を取って炎症が治まったかに見えても、“知覚過敏”は起こるし、失われた歯槽骨が回復しないばかりか、場合によっては増悪するケースもある |
??? 歯周疾患治療は難しい。 |
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アレルギー反応の元が全てなくなれば当然。 |
骨破壊の著しい歯周疾患罹患歯も、抜歯すれば骨が再生する |
細菌の生息環境の排除??? だから、早く抜歯して入れ歯にしましょう。 |
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アレルギー反応の元を処理したから |
免疫処理された他人の歯の周囲では骨再生が認められる |
開業医の邪道。最後は失敗する。 |
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親和性=アレルギー反応が少ない |
生体の親和性の良いインプラント周辺の骨は再生される |
素材の進歩と技術の向上 |
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アレルギー反応の大きい素材は炎症を引き起こす |
親和性の悪いインプラント周辺の骨は破壊される |
術式の不備 |
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変質したものを適切な処理をしなければアレルギー反応が起こります。 |
歯周疾患罹患歯は、再植しても周囲の骨再生は有りません |
??? |
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これらの事実を総合して |
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歯周疾患罹患歯(罹患部分)の歯質は生体にとって、“異物”と認識される状態に変質しているのではないでしょうか 。歯質が生体にとって、“異物”と認識される状態に変質しているとすれば、一体歯質のどの部分が変質しているのだろうか。
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元々健全歯を削合したのだから象牙質の変質がない |
健全部セメント質を除去すれば骨再生がある |
動物実験でGTR膜を使用すれば上皮の侵入を阻止して新生骨の造成が可能 |
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象牙質の変質部分を処理していないので当然 |
罹患部セメント質を除去しても骨再生はない |
人の場合は動物と違って高等だから骨再生は困難 |
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アレルギー反応の原因を完全に除去したのだから当然 |
罹患歯を抜歯すれば骨再生がある |
細菌の生息環境の除去 |
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だから、セメント質と歯髄腔のあいだ 歯根部象牙質の変質 |
話は、少し逸れてムシ歯の話
私のめざす方向,考え方 |
一般的な事実 |
学会のめざす方向,考え方 |
本当は、ムシ歯も含有する有機質の量に比例しているのではないでしょか。 こんな説もありました タンパク溶解説 proteolytic theory:Gottlieb,B.(1947) 無機質の性状より有機質の含有量が問題だと思います |
象牙質はムシ歯になり易い 象牙質の約 65%は無機質反対に約35%は有機質 |
これらの相違は結晶構造の違いによる。 菌の産生する乳酸はph2とも3とも言われているけれど… 石灰石も大理石も、象牙質もエナメル質も、酸をかけるとほとんど同じに溶けますよ 初期におけるエナメル質の脱灰は、私も酸による脱灰と思っています |
エナメル質はムシ歯になり難い エナメル質の 99%は無機質 |
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セラミックはムシ歯にならない セラミックは 100%無機質 |
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好気性のミュータンス菌が閉鎖された象牙質内では活動できないのでは? 閉鎖された空間でph2ともいわれる強酸を産生してエナメル質に何んらの影響がでないのは変じゃないですか? 閉鎖された象牙質齲触ではムシ歯菌の好きな甘い栄養分も補給されないと思いますが… そんなこと言ってるから感染経路の確認できない象牙質知覚過敏症の説明ができなくなるのではないでしょうか。 |
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ミュータンス菌が ph=2 ともいわれる乳酸を発酵して無機質を脱灰。 嫌気性の下でもミュータンス菌同様に活動する菌がいるはずです。 細菌が侵入するから最後に歯髄炎を引き起こし、“知覚過敏”(ムシ歯の末期的症状)が起きるんですよ。 |
歯にまつわる様々な事実を検証してみます。 |
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班状歯が茶色っぽくて、石灰化の更新が著しく、ムシ歯になりにくい話は有名です。 歯は、乳歯→萠出直後の永久歯→年寄りの歯と順に石灰化を更新し硬くなっていきます。 石灰化を更新し硬くなるに従い、色調は黄色みを増していきます。 石灰化の更新とは、象牙質中の有機質が無機質に変化する現象です。 つまり、歯の色が白い程有機質の含有量が多いと考えられます。 歯は、抜髄後石灰化を更新して、黄色く・硬く・脆く変化します。 有機質の含有量が多い程変質する可能性が高く、また、変質の程度も大きいと考えられます。 従って、歯の色が白い程象牙質が変質し易くムシ歯や歯周疾患に罹患し易いと私は考えています。 |
学説 乳歯はムシ歯になり易い |
磨き方が下手だから |
学説 若年者のムシ歯は進行が速い |
活性が高いから …増殖性の癌とはわけが違うのに… |
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学説 班状歯はムシ歯になり難い |
結晶構造が違うから |
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俗説 歯の白い人はムシ歯や歯槽膿漏になり易い |
皮肉なことは、特に目につきやすい (マァーフィーの法則) |
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俗説 ムシ歯の多い(無髄歯が多い)人は歯槽膿漏になり難い |
まめに歯医者に通った御利益よ! |
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学説 歯周疾患進行速度は加齢と伴に遅くなる |
活性が落ちるからね …これじゃぁ説明になってない |
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一部の噂 有髄歯の歯周疾患進行速度は速い |
そんなバカな! 有髄歯が良いに決まってます! |
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一部の噂 無髄歯の歯周疾患進行速度は遅い |
歯髄に行く栄養が歯根膜に行ったからね |
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世間では、色々理由を言ってますが… 統一性のないその場限りの説明では? ムシ歯も?歯周疾患も含有している有機質の量によって進行速度が変わるのではないでしょうか? |
閉鎖された歯髄が腐敗しても根尖病巣ができるでしょ。(細菌の侵入は、関係ない!! だってもともと何処にでもいますから…)
ムシ歯で象牙質が変質するくらいだから…
肉眼では観察できないけれど、歯周疾患罹患部の象牙質だって何らかの変化があるはずだ!
象牙細管への細菌浸入は確認済み
象牙細管内の有機質(コラーゲン)が変質(腐敗)し、アレルゲンとして働いているのだと思います。
歯周疾患罹患部の象牙細管内有機質(コラーゲン)が変質(腐敗)している
。この仮説を基に、歯周疾患を考えてみたいと思います
私のめざす方向,考え方 |
一般的な事実 |
学会のめざす方向,考え方 |
象牙質が変質しているとすると… 内に向かっては アレルギー反応が起こり歯髄炎を惹起する
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象牙質知覚過敏症 歯周疾患進行に伴い露出した根面の知覚が亢進し、歯が滲みるようになります。 “知覚過敏”:急性炎症が存在する諸所における、知覚の過敏状態(医学大辞典) |
歯科には、“動水力学説”という独特な考え方が支配的です 象牙細管内の組織液が波うって外部の刺激を伝え易くなるという説です。 ↓ しかし現在の所、象牙質知覚過敏症の原因は不明 |
外に向かっては アレルギー反応が起こり歯周組織の炎症を招く→歯槽骨の破壊 (破壊を起こさないまでも、骨再生の妨げとなる)
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象牙質知覚過敏症に対する治療法 歯髄の鈍麻:薬剤・パルス波レーザー 象牙質細管の閉鎖:乳酸アルミ・フッ化ジアミン銀 など フッ化ジアミン銀の効果は銀による細管の閉鎖と言われていますが、私は蛋白凝固作用による変質有機質の排除だと思っています。 |
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そこで! 変質した有機質を除去する方法を考え試みてみました Nd:YAG レーザーを用いて、その熱作用を利用し変質しているであろう有機質を蒸散し抗原性を排除する方法です。 |
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連続波Nd:YAGレーザー10w |
1年後 |
2w 1sec x 20 |