良質の医療提供
この言葉を御旗に掲げて、とんでもない行政が遂行されています


良質の医療提供  「良質の医療提供」この言葉に誰も反対できない!
何が良質で、国民が望む現実的な治療が何であるかの議論が一切ないまま、医療費抑制という 行政と保険者の要望と、利権確保という歯科医師会の要望だけが優先されて、国民の望む医療 とはかけ離れた医療現場が存在する。国民の要望を無視した行政は何時か破たんすると信じて いるが、そう簡単に破たんしないのも現実である。

    良質の医療を提供するために
  1. すでに完成された技術であるので、メタルボンドを保険導入すると、粗雑になってマイナ ス。
    結果:保険外治療として1本約10万円。ちなみに北海道歯科医師会だけはメタルボンド の保険導入に賛成しています。
  2. インプラントは全国の歯医者全てが行なえる技術ではないので良質な医療が確保できない。
    結果:失わなくても済む歯を失い、究極的には全身の健康維持にも悪影響。どうしても希望す る場合には1本約30万円。
  3. 歯槽膿漏治療は全国何処の歯医者でも行なえる基本的な治療なので、詳細なな規則を 定めてきめ細かく指導する。
    結果:細かく定めた規則は必ずしも実態にそぐわないことが多く、融通を利かせば規則違反。 何とか患者さんを説得して規則にはめ込んだ治療をしても、細かく審査されれば必ず落ち度 があって不正請求の汚名が降りかかってくるので治療を敬遠します。かくして、国民病とま で言われる歯槽膿漏治療はほとんど行なわれていないのが実態です。
国民は、こんな医療を望んでいません。何処でも安心して治療できる保険治療のはずです。 1回で治療を沢山して欲しいとか、来月は来れないので今月中にというような希望が叶えられる 治療を望んでいるはずなのに、そんな声を行政に訴える手段もなく不遇な日々を過ごしてい ます。

      2003.6.18.


良質の 医療提供 良質の 医療提供 良質の 医療提供 良質の 医療提供 良質の 医療提供 良質の 医療提供 良質の 医療提供