歯医者の言い訳集
色々な場面で、その場限りの言い訳。よくもまぁ無責任な!


歯科医療の特殊性
神経をとったあと、「たたくと響く」程度の違和感を訴える患者さんがいらっしゃいます。
言い訳: 「神経をとったあとが空洞になっているので響きます。空洞を詰めれば(根管充填)治まりますよ」
コメント: 太鼓じゃあるまいし!! 痛みを呼び起こす余計な根管治療薬なんか使うから根尖部に炎症 が起こっているだけ。そんな患者さんを苦しめるような薬を使わないで、さっさと根管充填して やれば速やかに治まるものを!
   
根管治療後、やけに薬剤の臭いがする場合。
言い訳: 「ホルマリンは揮発性ですから、それだけ薬が効いているということですよ」
コメント: 上顎の大臼歯は上顎洞に近接しています。時には上顎洞に突き抜けた場合もあります。 根管治療で主に使う薬剤はFC(ホルム・クレゾール)というホルマリン製剤ですので、説明 通り揮発して鼻に直接作用しているために起こる現象です。しかしちょっと考えて下さい。 ホルマリンみたいな危険な薬を鼻に直接作用させて何をしようというのか?!
鼻に近いところでない場合も、そんな薬を生きた骨に直接作用させて大丈夫?
   
根管充填に際して、まだ少し痛みがあると不安を訴える患者さんに対して…
言い訳: 「充填剤には防腐剤が入っているから大丈夫ですよ」
コメント: 確かに根管充填材には、血液混入に備えて防腐剤みたいなものが入っています。わずか とはいえ、この防腐剤は骨に直接触れますので何が起こっても不思議のない怖い薬剤です。
生きた骨の中に直接防腐剤を入れたらどうなると思いますか?
   
生まれて初めて神経を抜いて上の前歯右3をメタルボンドにした際、その夜から蕁麻疹が出ました。
言い訳: 結局パッチテストで保険で使う金属冠に含まれるパラジウムにアレルギーがあるとわかり…
コメント: アレルギーの原因としては全ての物質が該当するでしょう。その中でも結構見落としがちな のが根管治療や根管充填に使われる薬剤で、これらは単に異物性が強いだけではなく直接骨組織 を通して生体内に作用しています。口腔内に接する金属とはおそらくかなりレベルが違うはずで す。その意味でも根管治療そのものを見直してみる必要があるように思います。
   
知覚過敏の治療中、熱いコーヒーを飲んだら激痛が走り…
言い訳: 「菌がはいって炎症をおこしているのだろう」
コメント: 何処から菌が入って炎症を起こしたんでしょうね。或る一定以上進行して歯槽膿漏 では、末期症状として歯髄壊死が起こります。
   
ブラッシングをしても一向に進行が止らない歯槽膿漏に対して
言い訳: 歯並びが悪いのと慢性鼻炎、前歯科では鼻腔が小さく唾液も少ないことで…
コメント: かつて結核がそうであったように…最近では胃潰瘍…、原因が特定されるまでは 色々な修飾要因が原因と混同されて噂されてしまいます。歯並び云々もその一つです。 タバコ・ストレス・唾液なんでもかんでも原因と混同されて伝わってしまいます。
有効な対応は歯石除去だけ!!
   

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