シックハウス症候群

主犯格は歯科治療?


シックハウス症候群  70年代のオイルショック時に欧米では省エネルギーのために、ビルの最低必要換気量を 3分の1程度に減らした為、オフィスビルで働く人に、めまい・頭痛、吐き気、喉・目鼻の 痛み等の症状が発生し、このような色々な症状を「シックビル症候群」と呼ぶよう になりました。このシックビル症候群と同様な症状が住宅で発生することから「ビル」を 「ハウス」に置き換えて「シックハウス症候群」と呼び名が生まれたといわれて います。

 シックハウス症状群の原因物質としての化学物質は揮発性化学物質が考えられますが、 その中で健康影響が確実視されているものにホルムアルデヒドがあり、他にはトルエン、 キシレン、パラジクロロベンゼンなどが報告されています。人がホルムアルデヒドに暴 露されたときの主な症状は、目、鼻及び咽頭の刺激であり、より高濃度になると不快感、 流涙、くしゃみ、せき、吐き気、さらに呼吸困難を来たし、死に至る場合があります。 ラットにおいて高濃度のホルムアルデヒド暴露により鼻腔ガンが発生することが報告さ れています。
 恐ろしくなるような注意がされていますが、建築合板や接着剤に使われておりそれらを 規制する法律も整備されています。ところがホルムアルデヒドの水溶液であるホルマリン は消毒剤や防腐剤として歯科領域では頻繁に使われています。ホルムアルデヒド過敏症の 人には慎重に使用することという注意書きがあるものの、生きた骨に直接作用する根管 治療薬(FC)として日本中の歯科医院で毎日のように使われています。
 FCに限らず根管治療薬は全て有害物質と言っても過言ではないと思いますが、ホル ムアルデヒドより更に有害と思われるパラホルムアルデヒドまでも日常何の疑問もなく 使われている現状に憤りを感じます。これらの治療薬の使用を中止すれば、シックハウ ス症候群や化学物質過敏症と言われている人々の半数以上が健常人にもどれるのではな いかと思います。

化学物質過敏症
 室内の空気中に放出されるホルムアルデヒドを一度に多量の被曝を受けたり、また、微 量な濃度でも長期に被曝を受けつづけますと、知らず知らずの内に空気と一緒に吸い込み、 ホルムアルデヒドが体内に蓄積され、その量がその人の容量限界に達した時、化学物質過 敏症はある日突然に発症します。

多種類化学物質過敏症
 化学物質を微量な濃度でも長期に吸い込み続けますと化学物質過敏症が悪化し、ホルム アルデヒド以外の化学物質に対しても敏感な反応を示し、異常発症が伴います。この症状 を多種類化学物質過敏症と呼びます。

      2004.1.31.


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