最終補綴物を作る前に、歯を削って形を整えます。その時の料金設定にも問題があります。
歯の土台を作るのに金属とプラスティックで多少費用が異なります。これは問題がないのですが、
同じプラスティックで土台を作るのに補強のためのピンを使うのと使わないのとでは大きな違いが
あります。
400円か0円か(3割負担)。手間・暇・材料費を使ってタダはひどすぎます。誰だって必要の
有無は別にしてピンを使いたくなります。ピンを使わなくても使ったことにして請求する悪い心も
芽生えます。如何に"医は仁術"と言っても報酬ゼロでは経営は成り立ちません。
「お金がないんです。」「アア、いいよ、またある時で。」という
仁術と訳が違います。
もう一つ、前歯と奥歯の形成料の違いです。前歯は簡単、奥歯は面倒なのに、前歯は2千円、
奥歯は5百円。土台の費用を含めて前歯2千5百円、奥歯千円(何れも3割負担)。
1本だけなら問題が少ないでしょうが、4本まとめると6千円の違い。
何も説明しないでそのまま請求したら、さぞや患者さんビックリするでしょうね。
「この前は4000円だったのに! 何で今日は1万円もとるのよ?!!」
説明しても不信感は残ると思います。
奥歯は安すぎる! 前歯は高すぎる! 同じ事して何故違う?