若いときのきれいな歯
「生涯このままであってれ欲しい」 誰しもが願っていることだと思います。

この願いを叶えることは簡単!
歯槽膿漏とむし歯さえコントロールすれば良いのです(事故は例外)。

現状は、河田歯科医院 調べる年度ごとに多少良くはなっていますが…

河田歯科医院厚生労働省

50歳くらいまではどうにかとりつくっているようですが、人生は80年、人生の後半は失われていく歯との格闘です。
道は険しいが、せめて80歳で、20本の歯を残そう! 「8020(ハチマル・ニイマル)運動」です。


歯槽膿漏 と 歯周病は同義語です!
歯周病は、歯ぐきの病気(歯肉炎)が歯槽骨まで波及したものと定義されています。 が、実際は歯を支えている歯槽骨が破壊される病気であって、歯ぐきの腫れをともなう 歯槽骨の病気です。
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歯を支えている周囲の骨(歯槽骨)が随分破壊されています。
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歯槽膿漏… 26歳 女性
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歯を支えている周囲の骨(歯槽骨)が随分破壊されています。
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26歳でここまで破壊が進むのは病的に早いといえますが、5%程度もの人がこの若年性歯周疾患に悩んでいます。


若いときには1人の例外もなくエナメル質付近まで骨に埋まっています。20歳 女性
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10年後破壊のスピードは異なりますが、1人の例外もなく歯槽骨は破壊されています。
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20代の10年間で約1mmの骨を喪失しています。平均より早く、50歳くらいに破綻しそうな勢いです。
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平均的な破壊スピードは、
普通50歳くらいまでは、歯槽膿漏で歯が抜けるのは人事
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10年後 50歳を過ぎたころから毎年1本づつ歯が抜けていきます。
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このままいけば、60歳になるころには半分以上の歯がなくなってしまいます。


歯槽骨の破壊は止められるのか
歯周病は歯ぐきの炎症が歯槽骨に波及したものと定義せれています。
歯ぐきに全く炎症がない人でも年間0.06mmの骨が失われていることから、 年間0.06mmの喪失はやむをえないもの生理的骨吸収量、歳のせい・加齢現象と歯科界では考えられています。
確かに80歳で5mm程度の破壊ですめば、抜けずに健康は保てるのですが…
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目標:生理的骨吸収量以内とはいうものの…現実はピンクの帯のなか、50〜60歳で破綻


3ヵ月に一度のケア
初診時 38歳 男性 年齢の割りに早い、中程度の歯槽骨破壊が認められます
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19年後 57歳 3ヵ月に一度でもある程度保てますが、ややジリ貧な感じがします。
19年間に約1.2mm (年間0.06mm)生理的骨吸収量と同じですが、特定の歯が集中的にダメージを受けています。
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さらに10年後 67歳  その後、ケアの頻度を毎月にしましたが、限界を超えた歯の破壊は止まりません。
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毎月のケアで32年間、現状維持
初診時 40歳 女性 年齢の割りに早い、中程度の歯槽骨破壊が認められます
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32年後 72歳
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さらには歯槽骨再生の可能性も!
現状維持に留まらず、条件次第では歯槽骨再生も可能です。
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初診時
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7年後 
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しかし、それはおそらくここだけの話。おそらく国民のほとんどご存知ないと思いますし、歯科医ですらその現実と効果を 知らないのではないでしょうか。最先端の研究が進んでいるにも関わらず、歯周病によって破壊された骨が再生されない ばかりか、歯槽骨の破壊すらコントロールできていない現状です。その原因は、常在菌による炎症がどのようなメカニズム で起こっているかを見落としているからだと思います。

「歯周病の原因が歯周病菌」といわれ出して半世紀。世界中の歯医者が歯周病菌撲滅をめざして、ブラッシング指導を推奨し プラークコントロールに励んできました。ところが最近、どうもそれだけでは成果が上がってこないことに 気づき始めてはいるようです。
「歯周病菌はバイオフィルムの中で生活しているのでブラッシングだけでは排除しきれない」と言われだしたのが 数年ほど前。華々しくバイオフィルムを破壊する歯磨剤なんかも売り出されましたが、その効果については否定的です。 最近では、歯周病には糖尿病をはじめとした全身的疾患やタバコの害、局所的には唾液の性状やかみ合わせ などの因子が深く関わっているために治療を困難にしていると言われています。そんな中、歯周病の原因は歯周病菌では なくカンジダ菌だという新たな説も登場して一部の支持を得ている現状です。言い訳ばっか…

 それまで世の中を長年にわたって苦しめてきた多くの感染症は、特定の微生物(病原菌)によってもたらされる病気である ことがパスツール、コッホをはじめとした19世紀末の医学者によって発見されました。結核の原因が結核菌であり、破傷風の 原因が破傷風菌であることから、病原菌を排除することにより、人類を長年苦しめてきた感染症の多くを克服することができました。 その輝かしい功績の裏で、地球上に生息する微生物との戦いが始り、遅ればせながら歯科界にも及んだのが今から半世紀ほど前 でした。この戦いに勝利できない最大の原因は、歯周病菌が誰の口の中にでも生息している人間の常在菌であることを考慮して いないことだと思います。



世はまさに「歯周病菌説」崩壊前夜 半世紀にわたる歯科界の研究で分かったこと、
歯ぐきの病気(歯肉炎)の原因が、歯ぐき表面の汚れ(プラーク)であること。
歯ぐきに炎症がなくても歯槽骨の破壊が進むこと。
歯周病菌と呼ばれる細菌が、誰の口の中でも生息している常在菌(外来性の病原菌ではない)であること。
常在菌の撲滅が不可能なこと。
頑張って歯ぐき表面の汚れを除去すれば、歯ぐきの炎症が治ることもわかりました。反対にいくら歯磨きをして 表面の汚れをとっても歯槽骨の破壊が治まらないことも分かりました。

歯ぐきの中の汚れをとり続ければ歯槽骨の破壊が治まるのですから、
単純に、歯槽骨の病気(歯周病)は歯ぐきの中の汚れ、つまり歯槽骨周辺の歯石をはじめとした諸々の汚れ が原因だと思います。



2013.01.31
歯周病をコントロールし、失われた歯槽骨再生の道筋を発見した経緯と実績…


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