治療に対する不安と不信は説明不足…それと患者さんの理解の不足…

抜髄後の注意

歯の神経を取る医療上の行為

根尖病巣  治療上の理由から歯に通っている神経を除去し、厳密な操作の上、歯髄腔を閉鎖する治療で 基本的に歯は口腔内で永く機能するはずですが、 一時的に(3日程)歯が浮いた様になります。 これは神経が残っているからではなく、神経を切断した場所に外傷性の軽い炎症がおこるからです。

歯を抜いた後も2〜3日間、何と無く痛むのと同じです。ただ歯を抜いた場合、咬み合わせる 歯がありませんが、抜髄の場合どうしても咬み合わせる機会が多いので、痛みを感じる機会も 多い事をご理解下さい。

但し稀に(年に数回)、通常より神経の数が多い場合に取り残しがあります。何しろ、見えない 場所を手探りで行うもので規定数の神経を探り当てると安心してしまって…

乳歯の抜髄

大人でも嫌がる治療です。良く我慢したとほめてあげて下さい。治療前の痛みは治まりますが、 2〜3日は歯が浮いた様な状態で少し痛みが残ります。

 乳歯の抜髄は、大人の完成した歯と異なり、後続永久歯の萠出により根の先が吸収します。 従って何時か必ず根の先に膿を持つ様になり腫れて きます。 ただ、その時期は年齢などにより異なり、早ければ半年先にも起こり得ます。 その時は、永久歯の成長状態により“膿を出す”か“歯を抜く”かです。この時期の治療として 一番大切なことは、健全な永久歯の萠出と萠出スペースの確保です。

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