親知らずは早く抜いて、月に一度のプロフェッショナル・トゥースクリーニング!

親知らず(智歯)の治療

治療するケースもあります

色々なことを教えてくれた症例です
親知らず!
32歳 女性
親知らず!
根管治療の不備・二次カリエス・歯槽骨破壊…
 “親知らず”は多くの場合、抜歯するのが得策ですが中には治療して保存を試みるケースも あります(20%程度?)。

上下とも正常に生えている場合で、ムシ歯が軽度な時にはコンポジットレジンやインレー による歯冠修復を行うこともあります。しかし、その多くが、一番奥で清掃が不十分なことと 歯質が弱い(できそこない)ため容易に二次カリエスの発生により更なる歯冠破壊を 招きます。通常の歯であれば何のためらいもなく“抜髄”して歯冠補綴するところですが、 これがまたまた問題です。  生えている場所が一番奥であることと、できそこないであるために歯の神経が細くて複雑な 形をしているので正確な治療はほとんど不可能です。従って、折角抜髄しても容易に根尖病巣 を作ってしまいます。

そのような親知らずにこだわったために手前の歯(7番…第二大臼歯)を取り返しのつかない ムシ歯にしてしまうケースを多く見受けます。写真の「7番も大きなムシ歯で抜髄もやむなし の状況です。 写真の症例の場合、20を過ぎて生えたばかりなのに大きなムシ歯になって神経を取っています。 他の歯は、それよりも10年以上前に生えたにも関わらずほとんどムシ歯がありません。  一方で、歯周進行傾向が極端に強い本症例では、他の有髄歯に比べて神経を取った智歯の 歯槽骨破壊が極端に少なく、皮肉にも智歯が将来頼りになる存在になっています。

やはり親知らずは早く抜いて、それ以外の歯を生涯喪失しないような手入れを行うことがベスト な治療選択だと思います。

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