手術部の治癒が完全に終了するのには約1年かかります。しかし、臨床上治癒とされるのは
1〜2カ月です。
それ以前の問題として、とりあえず傷口が閉鎖するのには、症例によって異なりますが一応
1週間から1カ月と思っていただいて結構です。それまでの間、食べ物のカス(食物残渣)などが
入り込み易いので頻繁なうがいや清掃、それと洗浄が必要です。
術前の腫れぼったかった歯肉の炎症が治まり、引き締まった健康な歯肉になるはずです。
その歯肉退縮が一応治まるのに約2カ月かかります。最終的な補綴物(Bridgeや連結冠)を
作成するには、もう少し治癒期間をおいて約2カ月後くらいから始めたいと思います。
通常、傷口の状態から感染はないと思いますが、薬は必ず飲んで下さい。歯磨きは傷口を清潔に
保つ意味から可能な限り行って頂きたいのですが、実際にはなかなか難しいと思います。
その代わりうがい薬で食事の後等、頻繁にうがいしてください。