肩こりの原因は、体の歪み(背骨等の歪み)による筋肉の異常緊張から起こる筋肉の炎症です。
外傷による痛みを除き、通常痛みを感じる部位には炎症が存在します。疲れた時に痛みが
出るということは、
常日頃からその場所に炎症を起こすべき原因があるからです。
体調が良い時には自らの抵抗力で起こるべき炎症を抑えています。ところが、疲れが溜まって
抵抗力が低下すると、普段から無理のかかっている場所に炎症が起こります。
歯の痛み(炎症)から肩が凝ることは現実に
存在します。特に下の奥歯に強い炎症が起きた場合、その炎症は首筋の
筋肉に波及し、首筋の痛み(肩こり)として症状を現します。
しかし、肩が凝ったから歯が浮いたとか、歯が痛くなったと言う表現には疑問を感じます。
肩が凝っても全ての歯が痛むわけでもありませんし、右の肩が凝って左の歯が痛むこともあります。
歯(歯肉)が痛むのには、
その場所にそれなりの原因があるからです。原因があっても普段は炎症が起こらない様、
自らの抵抗力で抑制しているのです。
それが、肩の凝る程に疲れて抵抗力が低下した時に炎症としての症状を現します。
口腔内の健康な人は、いくら疲れても歯の痛みを感じません!疲れない努力をするよりも、
口腔内局所の原因を除去することに心がけて下さい。ムシ歯、根尖病巣、歯石、これらが
口腔内炎症の主たる原因です。