「35歳以上の82%、16〜34歳でも約70%が歯周病に罹患しています」
(日本歯科医師会)
歯の丈夫な人は歯科医院に行かない実体も含めて、私の医院訪れる人はほぼ100%歯周疾患
の兆候があるように実感しています。
「35歳以上の世代では、約70%の人がムシ歯でなく歯周病が原因で歯を失っています」
(日本歯科医師会)
生涯を通して抜歯の原因を調査しますと歯周病とムシ歯は約50%づつで歯牙喪失原因の
双璧ですが、35歳…とりわけ50歳を超えた世代では圧倒的に歯周病が優位となります。
グラフに示された定期健診の効果が本当であれば、80歳になっても歯は22本程度残ることに
なります。私の医院で実際に10年以上メインテナンスを継続していらっしゃる患者さんの場合、
おそらくグラフに示された以上の効果を挙げています。是非、全国規模で
実行していただきたいと願っております。
ただ、厚生省に“健診”を良しとしない風潮と、歯科医院側にも受け入れ体制や意識が
整っていないので願い通りにはいかないことが多いようです。
“健診”といってもただ診てもらうだけでは効果がありません、必ず歯石の除去を
することが必須です。
喪失する歯のうち、歯周疾患の90%、ムシ歯の50%程度が救われるように思います。