大切なあなたの歯を…歯槽膿漏から守るためにも…月に1度のスケーリングと 検診を受ける習慣を身に付けましょう…

現状維持を見直す発想

   メインテナンスの効果
歯の健康
初診時 45歳 男性
欠損歯数 1本,神経を取った歯 11本
歯の健康
20年後
欠損歯数 1本,神経を取った歯 12本
 現状に満足せず、積極的に改善・改革していくことが善しとされる風潮が世間にあります。 確かに常に進歩していく社会や技術の分野において「現状維持」は、後ろ向きな考えで後退だと 思います。しかし、確実に老化していく口腔内の環境に関しては現状維持こそが最善の進歩では ないでしょうか。

 生体の自然治癒能力のおよびにくい歯科治療は、治療しても元の状態に回復するのではなく、 代用品の力を借りて何とか機能できるように修復したに過ぎません。医科領域の多くの疾患は、 薬や様々な技術を駆使して元の健康体に回復することが可能です。医科領域でも、足を切断して 義足による回復を試みるような治療もありますが、これは歯科治療同様“治癒”という表現には 程遠い感覚が残ります。

 全身的な健康についても、あらゆる疾患を寄せ付けないで老化を防いで、若い頃の状態を保ち 続けることができれば最善だと思います。しかし、不老不死の方法は勿論、いつ降りかかってくる か知れない数え切れない疾患全てに対して有効に防御する方法は存在しません。
 その点、歯科領域の健康といえばほとんどが虫歯と歯槽膿漏ですし、この二つの疾患は確実に私 たちの健康をむしばんでいきます。仮に歯磨きを徹底することで、この二つの疾患を完全に抑制す ることができれば最も理想的な方法だと言えます。しかし現実は、歯磨きだけではせいぜい50〜60 歳まで維持するのが精一杯。80歳を越える平均余命をカバーすることはほとんど不可能です。

【思わぬ発見】
 私は開業して21年(2002年現在)になります。当初より歯槽膿漏の進行を抑制するために毎月の 歯石除去を推奨してきました。「歯槽膿漏は老化現象の一つ、人の力ではどうにもならない」と 言われていた時代でしたので、私自身もその効果を懐疑的な目でみていました。ところが7〜8年経過 する頃になると歯槽膿漏の抑制効果を実感として感じはじめていました。20年を経過した今では、 絶対の自信をもって、毎月の歯石除去の効果を信じるようになっています。
 虫歯の抑制効果というか、虫歯による口腔内環境破壊の抑制効果に気がつき始めたのは今から5年 程前、毎月のメインテナンスを始めて15年も経過したころからです。毎月歯石除去を行っていると ついつい小さな虫歯を発見してしまいます。ですから、毎月歯石除去を行っていても1年に1本や 2本の虫歯治療が必要です。従って歯石除去を行っていても決して虫歯の進行を抑制しているという 実感はありません。ところが

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