治療の基本はあくまでも付着した歯石の除去!
歯槽膿漏進行状況による処置の違い

歯周疾患の治療
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スケーリング(SC) 基本検査に基づいて、
通常上下2回に分けて行う
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スケーリング(SC)
ルートプレーニング(RP)
更なる検査に基づいて、
通常麻酔の上数歯単位で行う
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スケーリング
ルートプレーニング
新付着術(ENAP)・
歯肉切除術(GEct)
  など
精密検査に基づいて、
麻酔の上、数歯単位で
メスを用いて余剰歯肉の切除
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スケーリング
ルートプレーニング
歯肉剥離掻爬術(FOp)
精密検査に基づいて、
歯肉を剥離して根面処理や
骨整形・骨移植などを行う
GTRやEMDGAINは保険適応外
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抜 歯 歯槽骨吸収1/2以上のものは
通常抜歯の適応症
 

 まず歯周疾患の治療ですが、治療の基本はあくまでも付着した歯石の除去(スケーリング) と再び歯石が付かないように、歯根表面の滑沢化(ルートプレーニング)およびブラッシング 指導や疾患をコントロールする動機付け(モチベーション)です。

 歯周疾患の進行状況によって、更なる段階の処置が加わってきます。処置と健康保険上の 規則を表にまとまめましたので参考にして下さい。

 表以外にも、歯肉歯槽粘膜形成術や遊離歯肉移植術・小帯切除術など状況に応じて様々な 手術方法がありますが、基本はやはり歯石の除去と新たに付着しにくい環境整備です。

健康保険上の規則について

「一度に全顎のスケーリングができない(雑になるから?)」
「検査結果に基づいて…検査・検査…検査をしないと次の処置に移れない(病状を正しく認識して)」
「1か月以上の観察期間を置いて、前回の処置効果を確かめて…」
「歯槽骨吸収1/2以上は抜歯(どうせいずれ抜歯になるから?)」(以上原則)
また、「治療上の有効性が確立されていないので保険適応外」など。

厚生省の見解にはもっともらしい理由はありますが、患者さんにとって不満が多く、 本当に国民の立場にたった規則かどうか疑問を感じます。
本音は、医療費抑制!!?

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