日付、時間:Thu Jul 10 15:10:46 Japan 1997
発信地:栃木
氏名: 三浦
職業:主婦
年齢:30歳
性別:female
昔から疑問に思っていたのですが、(ばかにされそうで聞けませんでした)
虫歯(ミュータンス菌)は公衆衛生の対象にならないのでしょうか?
パスツール以来、病気と言えば、病原菌の除去が通常の対処方法のように思えますが虫歯に関しては、
そのような話を聞いたことがありません。
口内の滅菌は無理なのでしょうか?
虫歯を伝染病のように考えることはできないのでしょうか?
もともと口内以外のどこで繁殖しているのでしょうか?よろしくお願いいたします。
ムシ歯の本質は象牙質カリエス |
詳しくは知りませんが、おそらくムシ歯の原因がミュータンス菌と
特定されていないからだと思います。
パスツール以来探し求めたにもかかわらず!!!電子顕微鏡をはじめ現代歯科医学の権威をかけて
探しても!!!
好気性菌(酸素の存在する環境で生息する細菌)であるミュータンス菌が酸(乳酸)
を産生して無機質を脱灰するという理論は、一般に受け入れられ易く多くの支持を集めています。
しかし、エナメル質表層のカリエス成因には通用しますが、嫌気性環境(酸素の存在しない環境)
下で進行する、ムシ歯の本質ともいえる象牙質カリエスの説明には不十分です。
このようなことが最近になって指摘されたということもお粗末なことですが、それなら、
嫌気性環境下で活動するミュータンス類似菌を特定しようと研究を継続する姿勢にも問題が
あるように思います。
これは少し危険な発言ですが、特定の原因菌なんて存在しないのではないでしょうか。
いわゆる口腔内に無数存在する雑菌が関与していることは間違いないでしょうが…、
となれば滅菌は無理でしょうね。特定の菌のみを排除するこはできても、全ての菌を排除する
ことは不可能です。
ミュータンス菌は、人間以外の動物の口腔内からも発見されたそうですが、他の
環境の下で見つかったという話は聞いたことがありません。