歯周疾患をコントロールするうえで、ブラッシングの占める割合は20%程度??!
ブラッシング指導

質問 日付、時間:Wed Jul 9 21:48:13 Japan 1997    発信地:栃木   氏名: 樋口   職業:衛生士 年齢:32歳   性別:female  

こんにちは。雑誌でホームページを知り、初めてアクセスしました。私は衛生士で、勤務しています。

臨床でのブラッシング指導は、歯周疾患予防及び治療という観点から見ると、何法が1番適当だと お考えですか?貴医院では、どのようなブラッシング指導を行っているのですか?参考にしたいと 思いますので、ご意見お聞かせ下さい。よろしくおねがいします。

回答 私の医院の衛生士はスクラビングを指導しています。

私は、ブラッシングよりも定期的な(1ヵ月毎)のスケーリングが重要と指導しています。 世間の歯科医から非難されるかもしれませんが、歯周疾患を コントロールするうえで、ブラッシングの占める割合は20%程度だと考えています。

汚れの除去率はどんなに優れた人でも80%、まして一般的なレベルでは取り残しが一杯です。それ よりも、食生活・体質により汚れが(歯石)が着きやすい着き難いのウエイトが大 きいように思います。
ハブラシ

歯周疾患の進行(抑制)に関しては、
@歯石が着きやすいかどうか。(体質)
A歯石が着いても炎症を起こしやすいかどうか。(免疫抵抗力)
B歯周疾患・カリエスの進行し易い歯の質かどうか。(歯質)
以上の3点に大きく影響されていると考えています。

その中で、我々が直接関与出来るのは、理由はどうあれ、着いた歯石を取ることだ と思います。歯石が着かないように指導することは勿論ですが、それでも必ず沈着 する歯石を取る習慣をつけること。これが私の治療方針です。

追加: 勤務先の医院では、PCR20%を目標に指導をしているのですが、なかなかスコアーが減らず、 指導の仕方が悪いのではないかと、少々悩んでいたのです。
一時的には、10%台になっても、それを持続する事は、極めて困難と思ってもよいのですね?

Re;追加: 現実を直視することが必要だと思います。

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