抜歯および抜歯後の経過も単純で問題が生じ難いと思います。
親知らず(台湾)

日付、時間:Thu Jun 8 15:43:53 Japan 2000    氏名: H.M   
所在都道府県:東京   職 業:学生   年 齢:25歳      性別: female  

質問:
現在、台湾に留学中です。現在8番の親知らずが、生えてきて、(左側)痛みがあります。 そのためか、反対側の、歯の詰め物が、(6番と7番の歯)取れてしまい、先日、歯医者さんにいき、 取れた銀のつめものをまたいれてもらいましたが、物をかむと、左も右も痛く、どうしようか、困って います。
銀の詰めたところが、痛いのは、虫歯でしょうか?言葉が、あまり通じないため、かみあわせも、 あまりよくないようです。。。親知らずをぬくべきでしょうか??先生、おしえてください。

ご意見・ご感想:
日本にいたころは、毎日。先生のホームページをみていました。先生には、 前にも一度、ルートZXの件で、おせわになりました。ありがとうござ いました。

回答  左の親知らずの存在と、脱離した右側6・7番とは関係ないと思います。 詰めた物が脱離した場合、“単純に脱離しただけ”の時と“深い二次カリエスの進行によって維持力 を失って脱離したケース”とがあります。後者の方ですと歯髄炎に発展している可能性があり、それ が痛みの原因であることが考えられます。
 また、かつて神経を取った歯であれば根尖病巣による痛みが、体調の低下に伴って発症している ことも考えられます。「親知らずが痛む」ということですので体調(免疫抵抗力)の低下が基本的に 関わっているものと想像されます。

 再装着時に微妙なズレが生じて高さが合わなくなった可能性もありますが、ちょっと考え難いケース です。右側6・7番は治療するとなると根管治療が必要かもしれません。そうなると、言葉の問題も 含めて台湾ではちょっと難しいかもしれません。
 一方親知らずは、“何れ抜歯しなくてはならない歯”ですし、抜歯および抜歯後の経過も単純で 問題が生じ難いと思いますので、まずはそちらの方を解決されてはいかがでしょうか。

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