一旦詰めた物が取れるまで使い切るとロクなことがない。
悲劇の始まり

日付、時間:Mon Jun 26 16:41:11 Japan 2000    氏名: 井上   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:26歳      性別: male  

質問:
はじめまして、宜しくお願い致します。
3月ぐらいから赤坂の歯医者に通っています。前歯(1)と前歯(2)につめてあった詰め物が取れた ので治してもらおうといったのが始まりです。二つとも小学校ぐらいに神経を取ったため少し黒ずん でいました。医者はこのままいくと折れてしまうというので差し歯を進めてきました。金銭的な問題 もあり保険内のもので治療が始まりました。
2本とも入った後、1ヶ月ぐらいたった夜寝ていたらポッキという音と共に(2)が折れてしまいました。 取れた歯の裏は下の歯で削ったような後がありました。医者に行くとまだ根っこがあるから大丈夫 といううことで入れなおしをしました。
ここからが悲劇の始まりでその2週間後に再度夜取れました。医者はまだ大丈夫といううことで新 たに歯を作り入れなおしました。しかし2週間後折れました。そしてまたそれを付け直し先週折れま した。医者に行くと今回ので根っこが割れたという事でした。残る道はブリッジしかないと 言われ困惑しました。
なかなか誠意の有る医者だと思うのですが向こうの出した条件は
@ブリッジで保険内であれば費用は要らない
Aセラミックであれば12万の半額6万で3本やるでした。
色々今悩んでいます。今回お教え願いたいのは
@こんなケースはあるのですか?
A最初からうまくやってもらえれば根っこを失わずに済んだ気がするのですが 医者に落ち 度はあるのでしょうか
B保険の場合費用は払わなくてイイのですか?
C新たにブリッジにする犬歯は神経を抜くべきか抜かないべきか?
D聞いたところによると何か法律で2回以内に直さなければいけないと聞きましたが どうでしょうか?
とても不安であり、有る意味怒りに震えています。最初からいい歯医者に行けばよかったのかなと 思いますがどうすればいいですか。今週中に先方には方向性を決めることになっていますどうぞ お助けください。

ご意見・ご感想:
こんな親切なページありません。僕の力は微力ですが広げていきますので今 後ともみんなを助けてください。

メールアドレス: inoue@careerstaff.co.jp   ホームページURL: http://

回答  良心的な対応だと思います。20年前に神経を取って、詰めていたものが取れるような状況というと 相当ダメージが大きかったことが想像されます。“一旦詰めた物が取れるまで使い切るとロクなこと がないのでその前に治療する”のが歯を長期使用する際の鉄則ですし、私もことある毎にそのような 説明をして早めの治療を説得しています。

 もし、あなたの歯に特別な理由がないとしたら、その程度の歯を治療するたびに同じような状況と なったとしたらとても経営の成り立つ話では有りません。おそらく“まずい症例に当たってしまった”と 担当医の方も思っていらっしゃると思います。技術的なことは分かりませんが、対応はとても紳士的 だと感じます。

 保険療養規則では、届け出の有無にもよりますが、このようなケースでは以後の補綴処置は無料 という扱いになっています。抜髄とかの費用は別途負担が必要です。犬歯の抜髄については、抜髄 の必要ないケースであれば抜髄しないことも選択可能ですが、歯軸の方向などから抜髄しなくては ならないケースもありますので一律な回答は不可能です。そこら辺の判断は担当医に任せて、保険 のBridgeを選択されてはいかがでしょうか。
 “法律で2回以内に直さなければいけない”というようなことは無いと思います。

返信:
親切かつ早急なご指導ありがとうございます。紳士的な歯科医ときいて安心しました。よく相談して 今後の方向性を決めたいと思います。参考までにお伺いしたいのですが犬歯の神経なのですが一 般的には神経を抜くと言う事は歯の寿命を考えるとどうなのでしょうか?

回答:
 歯周疾患の進行傾向が極端に強い場合を除いて、神経をとることは明らかに寿命を縮めます。 必要のない状況で神経を抜くことは当然控えるべきことですが、歯を抜くということは隣の歯に それだけ迷惑をかけるということを意味します。
 抜かざるを得なくなったことはすでに過去のことですので、一連の対応としての抜髄は避けられ ない(状況によって)とあきらめるしかないと思います。それよりも今後は二度と歯を抜くような 状況にならないよう努力することが大切です。

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