“痛みがある限り必ず原因がある”はずです。
神経を抜いた金歯

日付、時間:Fri Jun 30 22:38:56 Japan 2000    氏名: mii   
所在都道府県:広島   職 業:主婦   年 齢:27歳      性別: female  

質問:
以前、右上の7番と4番が歯根膜炎ではないか?というメ ールを出したものです(両方とも、神経を抜いた金歯)。
 その後、歯医者でレントゲンを撮ってもらったのですが、異常がないといわれました。金歯もきれ いに詰まっているみたいです。でも、物を食べると痛みます。痛む時と痛くない時とあります。また 最近、全く虫歯でない歯も痛み出してきました(右下奥)。
 歯医者さんは、歯槽膿漏などの心配もないといいます。ただ、私の噛み合わせが普通より浅く、 普段から上と下の奥歯がくっついている負担が大きいと言います。確かに日中は気を付けてます が、寝ている間は上と下の歯がくっついています。それと前歯一本分、下の歯が左にずれていま す。左下奥の親知らずを抜いたら直るかもしれないと言われました(右下の親知らずは抜いてま す)。
 金歯は自分で叩くと痛みますが、その周りの歯茎も痛むような気がします。噛み合わせでこんな にも歯茎やつめている金歯が痛むものなのですか。ずっと痛いのですが、根管治療をせず、噛み 合せの治療だけでいいのでしょうか。ぜひ、先生のご意見を聞かせてください。お願いします。

ご意見・ご感想:
いつも皆様の掲示板を見て参考にさせて頂いてます。先生のアドバイスも 大変勉強になります。

回答  “痛みがある限り必ず原因がある”はずです。レントゲン的に異常の認められない歯や高額な 補綴物の入った歯、また除去の困難な金属ポストの入った歯は、「ちょっとはずして根管治療の 状態を確かめましょう」とは言い難いものです。
 しかし実際に開けてみると、根管治療の不備や歯根破折などが必ずあると言っても過言では ありません。無ければそれから考えるのが私の流儀かも知れません。私の臨床では、“噛み合 わせ”が原因と思われる症例がほとんど無いのも特徴です。
 例え苦労して除去して、根管治療に問題があってもそれを治し切る自信がないことも背景にあ るようにも感じます。

 これから先も痛みと付き合うよりは、例えムダになっても高額な金歯をあきらめて原因を追求す べきではないでしょうか。親知らずはこの度の痛みとは関係ないように思いますが、状況次第では 抜歯すべきかも知れません。

歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎 歯根膜炎