日付、時間:Mon Jul 17 9:50:44 Japan 2000
氏名:
所在都道府県:兵庫
職 業:その他
年 齢:25歳
性別: female
質問:
1年ほど前、虫歯を無くそうと思い、いっぺんに4・5本ぐらいの歯を治療しました。その
すべてに金・銀アマルガム合金をかぶせました。
前右奥歯上下2本にクラウンをかぶせた時違和感を覚えました。直後から痛かったのですが、かみ
合わせるたびに痛みがはしったため、削ってもらったりしました。その時は治ったのですがすぐに痛
みは復活しました。しかし最近では、金属のすっぱい味がしみ出てきたり、口臭も気になります。上
下が触れると痛いので食いしばるのを避けるせいか、肩がこって頭痛や耳の痛みが出てきました。
今までもアトピーだったのですが、歯の治療後とくにひどくなった気がします。自分なりに色々調べ
ていくうちに歯科金属も原因の一つじゃないかと確信するようになりました。この歯医者での治療
中、麻酔で何日か唇のしびれが続いたこともありました。現在奥歯すべてにクラウンがかぶせて
あります。過去に2度パッチテストを試みたことがありますが湿しんがあまりにもひどく全身に広が
っていて判断も難しいらしく、うやむやのままです(そのうちの1度は歯の治療以前)。
私としては一日でも早く歯にかぶせている金属をすべて取り除きたいのですが、やはりパッチテスト
の結果がないと無理なのでしょうか。ある歯医者に相談したところ、プラスティックや、それを装着す
る薬にもアレルギーを起こす人がまれにあるといい、その検査もひつようだといいます。今まで皮
膚科に通ってみてもまったくよくならず、痒くてたまらないので、この方法も試してみたいのですが、
このままだととりたくても取れないので困っています。他にもパッチテストをしたくてもできない人っ
ていると思うんですが。あとパッチテストのほかに、金属アレルギーを調べる方法はないのですか。
ご意見・ご感想:
歯についてこんなにたくさんの人が悩んでいることを知り驚いています。改め
て歯の大切さを思い知らされています。
メールアドレス: fwpe5374@mb.infoweb.ne.jp
ホームページURL: http://
「プラスティック(レジン)にはアレルギーもなく…」と言われていたのが、
環境ホルモンの存在が指摘されたり、稀にはアレルギーもあるといわれるようになっています。
元来、生体(自己)以外の物質は全て異物ですので身体に影響が出るかどうかは別にして、必ず
アレルギーはあるはずです。それが身体に影響がでるかどうかの程度問題ということになります。
アレルギー検査以前に“湿しんがあまりにもひどく全身に広がっていて”ということですので相当
過敏であると同時に、余程の原因が存在する可能性があります。
アレルギー検査を厳密にすると全ての物質や金属が陽性になるよう
な気がします。そうなると検査以前に最も疑わしいものから順番に排除していくべきではないでしょ
うか。口腔内に存在する物質の中で最も可能性が高いのはアマルガムです。できるものであれば
一旦アマルガムを全て除去して経過をみた上で、代替材料としてのレジンを充填すれば疑いの一
つは排除できます。
その他、ニッケルと思われるクラウン、続いて銀のクラウンを一旦レジンのクラウン(仮歯)に
代えてみるという順番で疑わしいものを排除されてみてはいかがでしょうか。最終的にはセラミック
であれば「アレルギーがない」と言い切れるに近い材料も存在しますので、「心配よりは行動」だと
思います。
“金属のすっぱい味”は異種金属が触れた時に生じる電位差が原因で、
ガルバニー電流といわれています。それらが全て湿疹の原因だとも思えませんが異なった
金属が同居する状態は排除してみる価値は十分あります。
「レジンやセメントにもアレルギーがある」とは言っても、アマルガムやニッケルに比べると非常に
微々たるもので確率が全然違うという観点からのアプローチが効果的だと思います。