日付、時間：Wed Jul 26 18:30:48 Japan 2000 　　 氏名： C，W　　　
所在都道府県：東京　　 職　業：その他 　 年　齢：23歳　　　 　 性別：　female　　

質問：
7月8日に根管治療と矯正に関して質問させていただいた ものです。その節は，ありがとうございました。今回もまた，矯正に関する質問なのですが，どの ようにお考えになるかお答えいただければ，と思います。
実は，62歳の父も同じ歯科医院に通い始めました。父の治療は，とりあえず虫歯の応急処置の あと、歯科衛生士さんによる歯周病などの全体的な検査を行い、今後の治療方針を立てる，とい うものでした。その、今後の治療方針に少し疑問があります。
父は，62歳にして，虫歯と歯周病はあるものの，ほとんどが自分の歯です。(子供のころから、一 日に1，2回程度の雑な歯磨きをしているのにもかかわらず）歯並びは悪いのですが，骨も丈夫で， この先も自分の歯で大丈夫そうな感じです。(素人考えですが･･･)それなのに，そこの歯科医院で は、今後の治療方針として，歯周病の治療を終えたあと，5本ほど歯を抜いて矯正をしたほうがい い，ということを言っています。
62歳にして，自分の歯を抜いてまで矯正をすすめてくるのは，どうも理解できません。ちなみに私 もいまだに，(一番理想的な治療として）矯正をすすめられています。前回のお答えで，矯正は価 値観の問題もある，とのことでしたが，あまりにも納得いかない出来事だったので，再び質問さ せていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

　積み重ねてきた経験と価値観の相違によって、処置方針は大きく異なりますので他人の処置 方針を一概に否定することはできません。

　ただ私ですと、毎月のプロフェッショナル・トゥースクリーニング（メインテナンス）を継続すること で明らかに有意な歯牙保存が可能であることを十二分に知り尽くしていますので、矯正しなくって も生涯機能保全が可能ではないかと思いますし、場合によっては抜歯も10年先に延ばせるので はないかと思います。
　“抜歯+矯正”の効果を私に説明されても聞く耳をもたないのと同様に、その先生に“毎月のメイ ンテナンスの効果”説いてもそう簡単に処置方針は変わらないでしょうね。インターネットの普及 により、このような情報がもっとオープンになれば改善される物事も多いと思いますので今後に 期待しています。