日付、時間:Wed Aug 2 14:16:30 Japan 2000
氏名: MS
所在都道府県:神奈川
職 業:会社員
年 齢:28歳
性別: female
質問:
ここ一年、左奥上(7番)の辺りの歯茎が腫れ膿を出す処置などを繰り返し、昨日、歯
医者を変えた所、歯槽膿漏と診断されました。症状としては、骨が溶け、かろうじて埋まってる状
態だそうです。
隣の(6)はダミーで5.6.7とブリッジになっております。一番おく(8番)は、とがった親知らずが
生えております(大きさは普通よりちょっと小さいぐらい)。処置としましては、年齢的に入れ歯は
かわいそうなので、歯槽膿漏が進行しないように、今の時点では、しばらくの間、しっかりお手入
れをしていきましょう!と言うことでした。
昨日の時点では、歯磨きの仕方、フロス(マッサージ効果も兼ねる)、歯間ブラシ等の正しい使い
方を教わりました。かといって、“入れ歯”という言葉まで出ておいて、それだけでいいのか不安が
募るばかりです(もちろん、先生も掃除のようなものをしてくれました)。
それから、しばらくとはどのくらい?という疑問もおこりました。
先生のおっしゃる通り、がんばれば抜かずに済むのでしょうか?
もし抜くことになったら、親知らずを絡めてブリッジは可能でしょうか?
なるべく保険内で治療をしていきたいのです。よろしくお願いいたします。
メールアドレス: mshimizu@if.kyodo.co.jp
ホームページURL: http://
28歳で抜歯を目前にする程の歯槽膿漏はちょっと考え難いですね。同じ程度の骨破壊が他の
部位にもありますか?
実際の所見を診ていないので確信は持てませんが、|7の根管治療不備や歯髄壊死など
が原因のように思います。一度ブリッジをはずして、根管治療をやり直して、しかもその歯周辺の
歯石除去を徹底して行うくらいのことをしないと今のままでは本当に早期喪失につながるような
気がします。
上顎の7番を喪失した場合、おそらくインプラントも無理でしょうし、親知らずを使ったブリッジも
難しいと思います。まず、親知らず自体どの程度の維持力があるかが問題ですし、治療しても満足
のいく治療はほとんど不可能です。しかも、保険の規則によると、|67欠損のブリッジ設計は
|CD67Gとしなければなりません。つまり、新たに第一小臼歯を犠牲にしなくてはならない
ということです。第一小臼歯を犠牲にして、長持ちが見込めないブリッジになる可能性が高い。まさに
苦渋の選択ということになります。
従って、何が何でも7番を死守しなければならないという観点から処置方針を決定する必要がある
ように思います。
返信:
お忙しい中、本当に詳しいお話をどうもありがとうございます。改めて自分の症状をしっかりと把握で
きました。
ブリッジもインプラントも無理となると、この歯をできる所まで、大事にしてあげようと思いました。いろ
いろな写真の重症の症状と比べると、まだそこまで行っていないように自分では見受けられますの
で、まだまでには抜くには時間がかせげそうです。
最初に行っていた先生は、抜きましょうというお話でしたが、今、通い始めた先生は、残して行く方向
でがんばりましょう・・・という表現だったので、“抜かなければ・・・”というのは今思えば、ちょっとがん
ばってもらう為のきつい表現だったようにも思えます。他の個所にはそういった場所はないので、当
面、自分できるブラッシング等を入念にやっていこうと思います。ブリッジをはずして、根の治療等の
お話も、先生と相談して見ようと思います。
“歯槽膿漏”と言われた時は、目の前が真っ暗・・・という表現に近しいショックを受け、どうしていい
のか、不安でたまりませんでしたが、とても気持ちが楽になりました。本当でしたら、診ていただい
た先生から、このような説明をいただけたらよかったのですが、説明を受けても、自分の知識が少
ないと、よく理解できないことも分かりました。もっとこちらのページでお勉強させていただこうと思っ
ております。
本当にありがとうございました。