「悪い血を出した方がいいです」という表現は良く使われますが酷な話だと思います。
歯肉炎を治してほしい

日付、時間:Fri Aug 18 22:32:43 Japan 2000    氏名: S.Y   
所在都道府県:神奈川   職 業:学生   年 齢:16歳      性別: male  

質問:
 13日に初めて質問した者です。差し歯の事でお聞きましたがあれから出血も多少治まったよう なんですが、今日歯医者に行ったら前歯の歯茎が軽い炎症(歯肉炎)を起こしていますと言われま した。確かに見た感じはちょっと歯茎の色が部分的に違うのがわかりました。
歯肉炎を治してほしいと歯科衛生士さんに言ったら「毎日食べた後に歯磨きをしていれば治ります 」と言われたのですが、本当に磨いているだけで綺麗なピンク色の歯茎に戻るんですか?だとすれ ばどのくらいで戻るんですか?
それと、前歯を磨いている時に少し出血がする事を聞いたら「血が出た方がいいんですよ、悪い血 を出した方がいいです」と言われましたが、実際にそうなのですか?
後、話は変わりますが前に本で読んだんですが、歯茎の色はガムフィットネスという薬品&レーザー で治せると書いてありました。(メラニン細胞を剥ぐ&取るらしいです)歯肉炎で歯茎の色が変わるの はメラニン細胞があるから変色するのですよね?(ていうかメラニン細胞自体何かよく知らないので 教えて下さい)ガムフィットネスは、審美歯科でやっているという事なので僕もやってみたいです。
質問は以上ですので宜しくお願いします。

回答  今の状態でいくら磨いてもムダでしょう。
「悪い血を出した方がいいです」という表現は良く使われますが酷な話だと思います。

 トゲが刺さって炎症を起こし出血し易い状況で、血が出るくらい…というより涙を流して血まみれに なってブラッシングをしたとします。そのうちトゲが取れたとすれば治りますが深く刺さって取れなかっ たら何時までも涙の連続です。医療人なら、そのトゲの正体(原因)を見つけて除去するのが医療 だと認識しています。
 歯磨きが足りないことは事実かもしれませんが、同じような歯磨きで他の場所は出血しないし 歯茎の色も良いわけでしょ?同じように歯磨きをして出血する場所には何らかの原因があるはず ですからできるものであればそれを排除するのが本来の医療です。中には排除することが不可能 なものもあるかも知れませんが、それなら「がんばれ」と声をかけるよりも「病気と上手にお付き合 いしましょうね」という表現になるべきだと思います。

  歯茎の漂白については興味がないので分かりません。 メラニンの沈着は一時的に除去できるようですが、人種による皮膚の違い同様体質的なものです から痛い思いをした割には後戻りするように聞いています。
 赤く腫れた歯茎を解消して、炎症のない健全な歯茎を取り戻すことが重要であって、今のまま何 らかの審美的処置を行ってもムダなように思います。価値観の相違かも知れませんが、生涯健全な 口腔環境を維持することを最優先に提唱している立場からすれば審美はマイナス要素の多い 治療としてお勧めしておりません。

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