元気な子供は、普通にしていれば生まれるもの。
歯科治療と妊娠

日付、時間:Wed Aug 23 19:42:08 Japan 2000    氏名: IY   
所在都道府県:栃木   職 業:会社員   年 齢:28歳      性別: female  

質問:
迷ってることがあるのです。左7の歯のつめていた物がとれてしまい、しばらくそのまま にしていたら水がしみるようになり、歯医者に行きました。そこは最初に全部の歯のレントゲンをと り今の歯の状態を詳しく説明してくれました。そこで言われたことは、 

  1. 左8の親知らずが真横に生えているので虫歯の治療が終わったら大学病院を紹介しますので そこで抜いてもらった方がいいとのこと。 
  2. 右6、右7、左6の神経をとった歯の薬がもうとけてしまっていて膿もあるようなので、あと5年以 内には痛み出すと思われるのでこの機会に治療した方がいいですよとのこと。
私は今すぐにでも子供が欲しいのですが、治療をはじめたとしたら、かなりの期間を要するらしいの です。子供を作り、産んでから治療するか− または子作りと平行して治療していくか− でも治療 中に妊娠したりしたら何かしら影響があるのではないか、とか− 迷っています。
 ぜひ先生のご意見をお聞かせ下さればと思いましてメールいたしました。よろしくお願いいたしま す。

メールアドレス: ANC59624@nifty.com   ホームページURL: http://

回答  どこかからお叱りを受けそうな考えですが、「元気な子供は、普通にしていれば生まれるもの」と いう認識を持っています。妊娠の前後を合わせて、心配すれば全ての物事が危険に満ち溢れて います。避けることの可能なことは少しでも排除する方が望ましいことはたしかでしょうね。

 総論は同じでも各論となると判断は個人よって異なります。
例えば親知らず。過去に炎症を起こしたことがあるとか、今にも起こしそう→妊娠・育児期間内に 炎症を起こす可能性があれば、抜歯期間(1ヶ月程度)避妊してでも早急に抜いておくべきでしょう。
 根管治療や他の全ての治療についても同様に考えて、「@避妊してでも妊娠前、A妊娠期間に 入っても治療が必要か、B4〜5年先の余裕ができてからの治療まで待てるものか」とある程度の 篩い分けをするのが最もベストな選択です。

 しかし、現実にそこまで将来が予測できるものでもなさそうです。「なるべく早く今の内→妊娠して しまったらちょっと休んで安定期に治療→残った治療はお産後落ち着いてから」という選択が 現実的ではないでしょうか。

返信:
お忙しいところ、こんなに早くお返事ありがとうございました。 先生のご意見も参考に、よく考えようと思います。どうもありがとうございました。

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