抜歯の決断は“抜歯の難易度”ではなく、“抜歯の必然性”によって決定すべきです。
難しそうな抜歯

日付、時間:Thu Aug 24 0:33:28 Japan 2000    氏名: E.I   
所在都道府県:神奈川   職 業:主婦   年 齢:33歳      性別: female  

質問:
今日、左下の親知らずを抜歯してきました。なかなか抜けず、30分程度と説明を受けて いたのですが、1時間はかかってしまいました。
少し歯肉から顔を出していて、前方に生えていた状態でした。麻酔をして、少し先生と話しをしたの ですが、「今日抜く左より右の方が大変そうだね」と言われました。右は今の所、歯肉には顔を出し ていませんが、なんとなく歯肉が盛り上がってきています。左下の親知らずも根がとても大きくて曲 がっていたため、なかなか抜けなかったそうですが、右は既にレントゲンで左より根がりっぱなので す。
今日、麻酔があまり効かず(4本使いました)とても痛く辛いものでした。なのに、右の抜歯の方が 大変なんて・・・今すぐに、抜かなくても大丈夫でしょうか?ちなみに、今日見ていただいた先生は、 あくまでも紹介状が左とのことなので左だけにしておきます・・と言っていました。
あと、小学校一年生の娘が「大きな口をあけると顎が痛い」と言います。気になっているのですが ・・・宜しくお願い致します。

回答  レントゲン的で強固に見えても意外と簡単に抜けるケースもありますが、レントゲン所見の通り 難航可能性が高いと思います。  しかし、抜歯の決断は“抜歯の難易度”ではなく、“抜歯の必然性”によって決定すべきです。 放置しておくと将来とんでもない事態が予想されるから抜歯を決断するわけですが、そのような 状況で本当に予測された事態が発生してしまうと、ただでさえ難航が予想される抜歯はさらに 難航を極めてしまいます。
 抜く方も、抜かれる側もそのことを納得して抜歯に臨む必要があります。

 娘さんの件は、成長期における顎のアンバランスから来る、顎関節の炎症だと思いますので 当分様子をみられるても宜しいかと存じます。痛みの程度によっては消炎鎮痛剤の服用で一時 的な炎症は治まると思います。

親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず 親知らず