日付、時間:Mon Aug 28 19:28:05 Japan 2000
氏名: N.K
所在都道府県:千葉
職 業:会社員
年 齢:40歳
性別: male
質問:
はじめまして、 尾崎様のご質問と似ておりますが、親知ら
ずと首・肩こりについて、お尋ねします。
以前、3年前に右奥の親知らずを抜きましたが、抜いた時は、親知らずが痛んだのではなく、手前
の歯が妙にしみたので、医者に行ったら、親知らずのせいだと言う事だったので抜いたわけですが。
抜歯後(痛みも殆どありません)、5ヶ月経ってから、急に首と肩が痛くなり、それから整形外科、整骨
院、整体院へ行っても直らず、現在に至っております。
先日、新聞や友人から「親知らずを片方を抜いたら、両方を抜かないと肩こり等が起こる」との情
報を聞き、他に原因が考えられないので、親知らずのせいだと思うようになりましたが、その因果関
係を調べる方法はあるのでしょうか?お教え下さい。
メールアドレス: N_Kikuchi@mtc.co.jp
ホームページURL: http://
肩こりの原因は、常日頃からの該当筋肉異常緊張が直接の原因です。
該当筋肉に異常緊張を与えている要因こそ肩こりの根本的な原因と考えられます。
顎関節症によるねじれや脊椎の歪などが最も根本原因になり易い存在です。親知らずが原因
で起こる炎症(智歯周囲炎)も同様に筋肉の異常緊張を起こします。親知らずに限らず、臼歯
部に存在する炎症は全て原因になり得るものと考えられます。
その中で、最も原因を取り除き易いのは親知らずです。一時的な炎症はともかく、抜歯すれば
原因は排除され、咬合低位による顎関節症を起こす心配もありません。
ご質問のケースは、抜歯後5か月後の発症ということですし、反対側の親知らずの存在を因果
付けることには相当な無理があるように思います。世の中何があっても不思議はないので、簡単
には否定できませんが、もう少し身近な部分から原因となり得るものを洗いだした方が近道では
ないでしょうか。例えば、“妙にしみた手前の歯”などは、歯髄壊死から根尖病巣になっている可
能性も高いと思います。同側で抜歯以外の治療により咬合関係に狂いが生じたような記憶は
ありませんか? 背骨のゆがみは精査されたと思いますが、耳鼻科的な疾患はないでしょうか?
反対側の親知らずですが、因果関係を調べるもっとも簡単な方法は抜歯することです。抜歯には
如何なる場合もわずかなリスクが存在しますが、他の如何なる方法よりリスクが小さく、簡便かつ
最小限の出費で済むと思います。
返信:
早速のご回答ありがとうございました。今後の参考にさせて頂きます。