規則と料金設定が医療をいびつにしている一つの代表例。
保険の『さし歯』

日付、時間:Tue Aug 29 0:28:24 Japan 2000    氏名: M.K   
所在都道府県:埼玉   職 業:主婦   年 齢:31歳      性別: female  

質問:
 9年程前に右上(2)が虫歯になり、根管治療をして、保険の材料で、いわゆる『さし歯』 にしたのですが、変色がひどくなって、作り替えてもらおうと思い、近くのクリニックにいって相談し たところ、『この作り方じゃ、替えられないし、土台がだめだよ。もし、これをとっちゃったら、歯がな くなっちゃうけど、いいの?』と言われて、ショックで、そのまま何もせずに帰宅しました。
 右上(2)の歯は、歯の中にポストが立っていて、見える部分はレジンで、裏が金属になっていま す。この作りかたでは、見える部分を作り直す事は出来ないんでしょうか?
歯がなくなっちゃうという事は根本から無くなる事なのでしょうか?
1本だけ、異様に黄色く変色しているので、とても恥ずかしく、ゆううつな毎日をすごしています。

ご意見・ご感想:
すごく為になるホ−ムページを見つけて得した気分です。また、歯の治療に 関して、患者の私も、いつもされるがままの状態でしたが、無知ではいけないと思いました。

メールアドレス: chama-1@wf6.so-net.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  保険の材質ですと、確かに9年も経てば程度はともかく審美性を損ねる可能性は高いでしょう ね。

 見える部分を口腔内で、納得のできる修理をすることはほとんど不可能ですので、新しく作り 替える方が得策です。根管治療や土台に問題がなければ、非常に簡単な話です。今の土台を 補修して使うとか、何か方法もありそうですが、どうも状況が把握できません。
 本当に歯がなくなる程なのか、除去するのが面倒なだけか。実際のところ、時間をかけて、バー を数本ダメにして、リスクを背負って¥500ですから…規則と料金設定が医療をいびつにしている 一つの代表例です。

 この際、複数の歯医者に相談して治療をしてくれる(または状況が納得できる)ところを探すのが 最も解決の近道ではないでしょうか。

返信:
さし歯の作り替えについて、お伺いした者です。お忙しいのに早いお返事どうもありがとうございまし た。先生のおしゃる通り、いろいろな歯科医院に行ってみようと思います。
高い料金でいい材質の自由診療と、納得のいかない保険診療の間で揺れ動く私達患者と、手間暇 かけ、神経をすり減らして治療して、そのうえ保険報酬の少ないという歯科治療の矛盾がなくなる様 な時代になる事を願っています。

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