日付、時間:Sun Sep 3 23:05:40 Japan 2000
氏名: A.O.
所在都道府県:岡山
職 業:歯科大学生
年 齢:21歳
性別: female
質問:
よく外傷などで歯が脱落したとき、再植のためにはその歯を生理食塩水や牛乳、また
は口腔の唾液中に保存して歯科医まで持参させるのが良いというのをよく聞いたり文献で見つけ
るのですが、「牛乳」は何か根拠があることなのでしょうか?
科学的に根拠があったりするのでしょうか、ご存知ですか?
またそちらの医院でもそのような指示を行うことがありますか?
「牛乳が生理食塩水と似たような性質がある」くらいの認識しかありません。乾燥した状態
よりも湿った状態。できれば生理食塩水…それは普通常備しているものではないから、真水
よりは浸透圧の関係で?→牛乳 という発想ではないでしょうか。
指示というか指導の件ですが、一応そのようなことを申し上げることはあります。相手は救急
患者を運んで来る救急隊の人くらいですかね。学校の保険の先生であれば言うこともありそう
ですが実際には機会がありません。
事故を起こした人に「落っこちた歯は持ってきてないの?」というのがせいぜいで、そんなに頻
度が高くないので相手構わず言うことでもないのでなかなか臨床応用の少ない知識のように
思います。日本歯科医師会あたりのテレビコマーシャルで放映すれば効果がありそうですね。