不適合より歯肉腫脹の方が問題。
装着前に不適合

日付、時間:Mon Sep 4 12:34:09 Japan 2000    氏名: R.M   
所在都道府県:神奈川   職 業:会社員   年 齢:44歳      性別: female  

質問:
お願いいたします。右6の歯をセラミックの冠のさし歯に治療をしていましたが、途中 でその歯の横の部分に炎症が起こり、そこをかきだして治しました。その間既にセラミックの冠 ができていたのですが、炎症の部分を治している間に歯茎が盛り上がってきて、いままでの状態とは 異なってきました。
歯茎の状態が異なってくるので、もし合わなければまた作り直しましょう。とおっしゃっていただきま したが、どうらや結局今度の11日にそれを固定するらしいのです。ただ厳密には合っていないので す。歯茎がかなり盛り上がっていたので、今仮にはまっていますが、根っこの部分が歯茎の中におさ まっていないのです。先生にこのことを伝え作り直していただけるようお話したほうがいいのでしょう か?ただ話してもこのままで大丈夫ですよ、なんて言われてしまいそうです。これからも長持ちさせ ないといけないでのきちんとした治療をしていただきたいのですが。

ご意見・ご感想:
とても素晴らしいホームページです。歯の治療にかよってから、いろいろな ホームページを見ていましたが、今のところ1番参考になります。これからもよろしくお願いいたし ます。

回答  歯肉形態が合っていないことよりも、歯肉が腫脹した原因の方が問題です。

 例え装着時に歯肉形態が合致していたとしても経年的に隙間が開いてきますし、何れ永遠の 補綴物にはなり得ない宿命です。炎症の原因が、セメントや歯石の残留によるもので、完全に排 除あれたのであれば多少の狂いは仕方ないかも知れません。ところが歯肉腫脹の原因が根管 治療の不備とか歯根破折だとすれば、折角装着したクラウンも短期間のうちに除去しなければな りません。

 歯肉腫脹のを特定して、それが完全に排除されたかどうかを確かめることこそ肝要かと存じます 。

返信:
歯肉腫脹は結局わからずじまいです。2つ考えられると言われ、
1つはこの歯の2つある根のほうの片方が根管治療は完全ではなかったので、その影響。
もう1つは原因はわからないが2つある根の片方が弱っている(こちらのほうは根管治療は完全) のでその影響
と言われました。でも特定はできませんでした。
特定するにはどのような方法をとるのでしょうか?
また、根管治療の未完全なものは途中でつまってしまっているとのことでそのままになりました。 つまっている場合でも何か方法があるのでしょうか?
そのままにして今後また炎症があったら治療をしましょう、ということらしいんですが、先生だったら こういう場合、大変でも根の治療を完全に治すのでしょうか?
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

感想:治療室の風景がホームページにありますが、なんだか実際に診察に伺っているよう でいいですね。

回答:
 装着後に起こった炎症だったら、「様子をみて必要なら除去して治療しましょう」と一旦逃げるで しょうが、装着前ですと、「このまま放置しとくわけにもいかないから、面倒だけど根管治療をやり 直そう」というと思いますよ。
 根管治療に不備があるかどうかは、根管治療してみないと分からないかも知れません。“途中で つまってしまっている”件については、問題がなければ開けることも不可能ですが、反対に問題が ある根管ですと必ず開けることが可能なはずですのでトコトン詰まった根管を開けるようにすると 思います。熱意と信念が勝負ですね。

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