最善の防御策は、触られるときに炎症がないようにすることです。
知覚過敏用歯科治療

日付、時間:Wed Sep 6 19:39:11 Japan 2000    氏名: 渡辺 真澄   
所在都道府県:大阪   技術職:その他   年 齢:41歳      性別: female  

質問:
 知覚過敏があって、歯科治療がとてもつらいです。 少し削るだけでも、飛び上がる ように痛くて、虫歯かなと思っても、なかなか治療に行く勇気が出てきません。
 子どもみたいな悩みですが、知覚過敏の人の歯科治療になにか特別なものはないのですか?
 教えていただければ、ありがたいのですが・・。 よろしくお願いします。

メールアドレス: w.masumi@nifty.com   ホームページURL: http://

回答  虫歯の末期に起こる知覚過敏と虫歯もないのに起こる歯周疾患進行に伴う象牙質知覚過敏症 もメカニズムは同じ歯髄炎です。
 “腫れ物に触る”という表現通り、歯髄炎を起こした歯に触ることは、何者にも増して辛いことです。 歯科治療が嫌がられる原因はここにあるおといっても過言ではないでしょう。歯科医と外科医は、 この腫れ物に直接手を加えて治療する職業ですので嫌われても仕方ないと認識しています。  しかし、最終的には歯の治療は歯科医に頼まなければ解決しません。そこで最善の防御策は、 触られるときに炎症がないようにすることです。
1、炎症が起こる前に治療する→早期発見・早期治療。
2、炎症が治まってから治療に行く→普通治ったと思って行きませんが…
3、治療に行く前に消炎鎮痛剤などを飲んで痛みのない(炎症の治まった)状態で治療に臨む。
 一番実践し易いのが3番目の「消炎鎮痛剤などを飲んで痛みのない状態で治療に臨む」という 方法でしょうね。

 40歳になって存在する知覚過敏といえばおそらく歯周疾患進行に伴う象牙質知覚過敏でしょうね。 炎症の原因は、歯に付着した歯石ですので、これを完璧に取り除いて常に歯石のない状態に保つ ことが根本的な解決方法です。炎症が存在する状況では、これがまた格別痛い治療だと 思いますし、一時的には除去した後が特別痛いこともあるので敬遠されがちのようですね。
 十分な睡眠をとって体調を整え、鎮痛剤を飲んで炎症を抑えて、麻酔を多めにして徹底的に 歯石の除去を行ってください。炎症が治まって後々の治療が随分楽になるはずです。

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