日付、時間：Fri Sep 8 12:25:04 Japan 2000
氏名： Ｊ．Ｓ
所在都道府県：東京
職 業：主婦
年 齢：３６歳
性別： female
質問：
現在、左上の第１大臼歯の歯根膜炎の治療中ですが、行っている歯科医師は 「神経
はないので麻酔は行いません」と麻酔をしてくれません。 ２回根の掃除などをしていますが、その
度にビンビンと痛くて、 最後に薬を塗られた時などは、ビーーーンと痛みます。歯科医師は、「
痛いのは、根の方まで治療ができている証拠 です」と言われますが、このまま治療を続ける
事が憂うつで たまりません。
今までも歯根膜炎の治療をしたことがありますが、どこでも （アメリカで治療した時も）麻酔をして
くれました。 麻酔無しで行う歯医者さんも多いのでしょうか？
これからも治療の度にこんなに痛むのでしょうか？
昨日の治療の後は特に痛くて、ご飯を軽く噛んだだけで痛み ます。 なんだか、治療前の歯が浮
いた感じの方がましなような気が しますが．．． 回答、よろしく御願いします。
「痛いのは、根の方まで治療ができている証拠 です」というのは事実で、痛みの中心部を的確に
取ってこそ本来の治癒が見込めます。
予想される痛みがほんのわずかであれば、「ちょっとだけ我慢してね」という時もありますが、神経
がないといえども、根尖部には炎症があるわけですからそのすぐそばにある汚物を除去する際には
当然痛みが予想されます。患者さんが痛たそうな顔をすると、どうしても治療に遠慮が入ります。
目的は、根尖部付近の汚物完全除去ですから、どうしても目的が達成できないことが想像されま
す。その証拠が「治療後の痛み」です。完全に除去できた場合も一時的な痛みがありますので、その
痛みとの鑑別は必要ですが２〜３日以上長引くようですと除去が完全でないと判断できます。
むやみに麻酔することも問題ありますが、根管治療完璧を目指せば麻酔はほぼ必須ですね。日本
でも最初の１回は麻酔する先生が多いように思います。治療のたびに痛むことの前に、痛みが消失
しないことの方が、治療に対する疑問を投げかけています。