歯髄壊死→根尖病巣と発展して骨折の治癒を阻害。
事故の後遺症

日付、時間:Wed Sep 13 13:04:07 Japan 2000    氏名: 匿名でお願いをいたします   
所在都道府県:山口   職 業:主婦   年 齢:48歳      性別: female  

質問:
はじめまして。
 3年前、子供が交通事故に遭ったとき、何ヶ月かして急に顔がはれてきました。  その時、意識 不明で口にくわえさせられていたもの、{これは痰を取るもの}を取った時 5.6本の歯がもげたのです。それで、何らかの菌がハブに入ったらしく、そのときの手術を 耳鼻科がしたのですが、舌の1部をハブにおおう手術をした。
 それで、今も舌が引っ付いたままになっています。もちろん、下の歯は抜けたままです。意 識が戻り、違う病院に行くと、何でこんな手術をしたのか解からないといわれ、本当にショック でした。
今から、この舌を手術をしようと思うのですが、その後、歯は入れることが出来るのでしょうか?
教えてください。それに、その当時のカルテをはじめてみると、 骨髄炎と、診断されていた事 をはじめて知りました。
 その当時、事故の時、顎の骨が折れている事を知らなかった、といわれたが、レントゲンも 見せてもらえなかったので、今でも、私たちは、あの時、口にかまされていた物をとったとき からでしたので、納得していないのです。そんな事を言っても仕方ありませんので、歯を入れ てやるために、も、舌を離す手術をするのですが、やはり、したほうがいいのでしょうか?
 誰にも、相談できなくて、このホームページをみて、思い切って相談しました。我が子は、まだ 10代です。今のままだと、ラ行がしゃべれない状態なんです。どうか、教えてください、宜しくお 願いをいたします。

メールアドレス: kobama27@guitar.ocn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  あくまでも想像ですが、事故当時から顎骨折と伴に、該当歯の歯髄壊死があったものと思い ます。単なる骨折だけですとそのまま治癒したはずのものが、歯髄壊死→根尖病巣と発展し て骨折の治癒を阻害しただけでなく骨髄炎を起こしたのではないでしょうか。
 最後のトドメは、気管送管された器具の力で抜けたということですが、それ以前に歯は脱落 寸前だったものと思われます。

 事故当初、全身治療が優先され歯のことが後回しになったり、そのまま放置されることはよく あることのように認識しています。全身症状が落ち着いた段階で、できるだけ早く口腔外科等 で診断と治療を受けておくべきだったと思います。

 骨髄炎の原因となった歯が無くなり炎症が治まった時点では、舌の整形というか、回復手術を 行うべきです。さて、喪失した歯の回復方法ですが、顎骨が完全に回復するまでは 部分的な入れ歯になるでしょうね。5〜6本喪失ということですので、 保険ではブリッジでの回復は不可能ですし、保険外のブリッジにしても残った相当数の歯を削っ てブリッジにしなくてはなりません。
 骨の回復程度にもよりますが、できることであれば、インプラント による回復が望ましいのではないでしょうか。

返信:
 河田先生、お急がしい中、早速、お返事を頂き、本当に感謝しております。何年も、何年も、一 人で、悩んでいましたのが、まるで、嘘のようでございます。 このサイトを見つけることが出来、 ただ、ただ、救われた気持ちで、一杯でございます。近ければ、飛んでいって、先生に、治して いただきたいです。
私のように、インターネットは、本当に情報網なのです。ずーと、介護しなければなりませんので、 助かります。
 早速、診察に行ってみようと思います。先生との、インフオームコンセントがないんですね。 本当に、有難うございました。これからも、何卒、宜しくお願いいたします。

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