日付、時間:Tue Sep 19 14:13:47 Japan 2000
氏名:
所在都道府県:東京
職 業:会社員
年 齢:29歳
性別: female
質問:
10年ぐらい前に治療した歯の根にひびがはいっていて抜くしかないということで左上
奥7番を抜歯しました。その後の処置について悩んでいます。
以前左下5番6番を抜かなければならないと言われ現在の歯科医院に転院後、治療の価値があ
るだろうと言うことで治療を行ってました。(以前、このホームページでも相談にのっていただきま
した。)現在は根管治療も終わりきちんとした歯が入ってます。その為、先生はせっかく治療した
歯に負担がかかるので左上奥7番の欠損を補ったほうが言いということです。
その方法として
1.親知らずを移植(治療代10万)
2.4番5番6番を土台にしてブリッジ(治療代18万)
1.は成功するかはわからないがせっかく親知らずがあまってるのでやってみないか。治療費は
成功しなければいらないとの事。でも、3年ぐらいは持つかもしれないけど5年はわからない。
2.は4番5番6番の歯が健康なので削るのはもったいないし高額である。ということで、先生は1.の
方法でやってみないかと言うことでした。
以上のように言われてたのですが私自身では4番5番6番を削ってまでブリッジをいれた方がいい
のか、又仮に移植が成功したとしても3年ぐらいしか持たない歯に10万円もかけるべきか。また、
下の治療した歯のことを考えて入れ歯にするか、何もしないのがいいのか・・・お金の面も気に
なりますが、治療には時間もかかるし最良の方法は何がいいのか悩んでます。
お忙しいと思いますが宜しくお願いします。
歯根破折はやむを得ないこととして、抜歯の前にヘミセクションを
選択すべきでした。次に、抜歯といわれた歯が抜歯を免れたわけですが、所詮問題を抱えた歯
ですので今後もトラブルが起こる可能性は高いと思います。勿論トラブルが生じた時も、最大限
歯牙保存を模索すべきですが、「その歯の負担を和らげる」という発想は立派です。しかし、その
方法として、上顎の4・5・6にとてつもない負担を強いるブリッジは全く論外です。
歯牙移植も時にはとっても有効な手段になりますが、5年の寿命を考えると「何もそこまでしな
くっても」と思います。負担を軽減するための方法として、歯周疾患進行に伴う各歯牙の負担能
力低下を防ぎ、全ての歯を保存しておくくことが最も有効です。
毎月歯石を取りつづけて、何かトラブル(新たなムシ歯や二次カリエス・補綴物の脱離)が生じた
時に速やかに治療することの方が大切であり効果も大きいはずです。