歯周疾患の進行抑制こそが最も必要な処置。
口の中がムズムズ

日付、時間:Tue Sep 19 22:38:53 Japan 2000    氏名: BASS   
所在都道府県:奈良   職 業:主婦   年 齢:31歳      性別: female  

質問:
こんにちは、2年程前から下の中切歯の1本が内側に入り初め、(この時、口の中が ムズムズして、ネバネバしていました)1ケ月もたたないうちに歯全体が内側に入り始めました。
 歯科に行き、左上犬歯が最初に接触し、顎が怠いというと、矯正の分野に入ると言われ、歯科 矯正に行った所、歯周病と老化で、上の歯茎全体が下がっていると言われました。
現在、歯科矯正で器具をはめる為の隙間を開ける治療を行っています(この治療の一週間前位 に左頬と、鼻の下にしびれがありましたが、現在はありません。それと、この頃から、鼻の下が伸 びた様な感じがし、唇もたらこ唇の様にひっくり返っている様な感じで、口角も変化しアクチが常時 なっている状態です)。現在、顎が少し痛くて首の後ろも怠い状態です。
 *2年前以前の症状として、外耳炎になり治療後1年程、唾を飲み込むとボコッと音がしていまし た。今はありません。その後、左上第一大臼歯6のブリッジが取れたので、治療に行きましたが、 この時口を大きく開けると、顎が外れた感じがして、ボキッと鳴っていたのを記憶していまいす。
この私の症状は、顎関節症の可能性は、大きいのでしょうか?
また、上の歯茎が下がり下の歯に接触している為顎が自然と順応して顎が怠くて痛みがある一 時的なものなのでしょうか?
顎関節症という症状を知らずに、初期歯科矯正を行ってしまいましたが、現在顎関節症の治療が 可能なのか、並行しての治療は可能なのでしょうか?

メールアドレス: hbass@d7.dion.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  元々全ての歯は“近心移動傾向”がありますので、少しでも歯列はらはみ出した歯があれば 経年的にその傾向がますます強くなってきます。そこに歯周疾患が加わって歯を支える歯槽骨 が破壊されるとより簡単に“歯牙移動や傾斜”が起こってしまいます。
 歯周疾患の進行抑制こそが最も必要な処置でしょうね。

 口周辺の違和感は、矯正装置そのものの影響と、ひょっとしたら、金属アレルギーが関与して いるかも知れません。また、アゴや首の症状は矯正による歯列(咬合)変化によるものと思われ ます。金属アレルギーの影響は別にして、矯正が進めば“慣れ”も含めて解消するものと思います。
 顎関節症の可能性は否定できませんので一度担当医に相談はしてみるべきですが、簡単に対 応できるものではありませんのでしばらく経過を観察しておいた方が良いでしょうね。 顎関節症だとしても積極的な対応は、かえって状況を悪化させてしまいます。

歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動 歯牙移動