“保険治療は全国何処でしても同じ”は間違い!!
抜髄後の違和感

日付、時間:Thu Sep 21 0:09:08 Japan 2000    氏名: A.T   
所在都道府県:東京   職 業:会社員   年 齢:23歳      性別: male  

質問:
初めまして。みなさんの疑問コーナーで色々自分の症状と照らし合わせてみたのです が、不安が残るのでお便りさせていただきます。
 今年の2月に右上の第1大臼歯(以前に治療済み)に激痛が走り、顔右半分まで痛みがまわり 眠れなくなり、歯医者さんにいって診てもらいました。神経にまで達しているとのことで抜髄しまし た。それから6月になっても、噛むと歯が響くという症状が改善されなかったため、引っ越しもあり、 別の歯医者さんにかかりましたところ、『抜髄後の掃除がきちんとされていない』とのコトで掃除を やりなおしてもらいました。
 しかし何度やっても響くのは改善されず、9月の現在に至っています。6月よりはよくなったような 気はするのですが・・・。このまま響く症状がとれないと、抜歯の可能性も考えなくてはとのお話もさ れています。私は抜歯はなんとしてでも避けたいです。先生の話によると「歯の根が折れているか、 どうしても細すぎて到達できなかった1本の根が原因か、又は前歯の噛み合わせがほとんどないた めに、奥歯に負担がかかりすぎて治るのが遅れているか・・・」とのことです。
 そういう症状が起きているかどうかは、レントゲンなどではわからないものなのでしょうか。歯茎を 押してみても特別痛みはありません。ただ今日、その歯に食べ物がはさまってしまったためにフロ スを使用したところ糸から悪臭がしました。そういえば以前にもそちらの歯でガムを噛んでみたとこ ろ、悪臭がしたような気もします。歯の奥に膿でもたまっているのでしょうか。
 今の歯医者さんは、治療内容も丁寧に説明してくださるので、なるべく変えたくはありません。しか し抜歯となると、このままお願いしていていいものかと不安になります。よろしくお願いします。

ご意見・ご感想:
とても丁寧に歯のことが書かれてあり、普段なかなか聞けない不安なことも書 いてあってとても安心しました。(メールアドレス書いていらっしゃらない方が多かったので記載しま せん。公表されるとイタズラメールの心配もあるので・・・申し訳ありません。)

回答  “3か月も”結構皆さん根気がいいですね。
まずレントゲンで異常が確認できるようなものであればとっくに解決しているでしょうね。このケース では歯根破折は考えられないように思います。第一は、治療が不可能と言われる1根の問題を 解決すべきです。それを解決しないでいつまで待っても結果は出ないと思います。
 「根管治療が本当に不可能なのかどうか」それを確かめるには、申し訳ありませんが今の医院 では無理です。できれば根管治療の熱心(得意)な先生に治療してもらえば結果は早いのですが、 できなければ複数の先生に診てもらうしかないでしょうね。治療が可能かどうかは1日で結果が でるはずです。その上で治療不可能と判断されれば、抜歯以前に問題の根っこだけを抜歯する ヘミセクションを決断する必要があるかも知れません。

 “悪臭”というのも気になります。悪臭には何か必ず原因があるはずですのでその原因を突き止 めて排除する必要があります。その原因と痛みの原因が同じであれば同時解決も可能かも知れ ません。


質問:Tue Sep 26 22:44:07 Japan 2000
 21日に質問をした者です。親切な解答ありがとうございました。あれから特に治療は進んでいな いのですが、違和感は前よりは緩和されています。
 解答の方にかかれてあった根管治療の得意な先生というのは、どのようにして探せばいいの でしょうか。やはり運なのでしょうか。私はこの歯に3人の先生にかかっており、どの先生もあ まりいい結果が得られず、多少不信感もつのっています。
やはり大学病院の先生がいいのでしょうか。
またHPにのっている先生方ならしっかりした治療が受けられるのでしょうか。
それとも違和感が薄れてきたということで、今の先生に引き続きお願いしてもいいものなのでしょう か。一本の歯に思えば一年。お金もかなりかけている気がします。

回答:
 “保険治療は全国何処でしても同じ”という意識が根強く残っているようですが、実態は“天と地” 程の開きがあります。事根管治療に限ったとしても、判断する基準もまちまちですので、上手・下手 を見分けることは三ツ星マークでもない限りほとんど不可能な現状です。  人のうわさを頼りにするか、実際に行って確かめる以外に良策は思いつきません。“HPにのってい る先生”は、少なくとも大学で永く研修された先生方ばかりですので熱心&良心的だと思います。

 “違和感が薄れてきた”件については、本当に快方に向かっているのか、炎症が慢性化して 痛みが薄れたのか判断できません。大学は無難な選択ですが、何かと面倒なことも多いようです。 総じて言えば、比較的若い先生(30代)の方が良い傾向があるように認識しています。

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