日付、時間:Sat Sep 23 3:22:00 Japan 2000
氏名: のの
所在都道府県:栃木
職 業:主婦
年 齢:39歳
性別: female
質問:
はじめまして。Q&A集を読ませていただきましたが、よくわからないので、重複する
かもしれませんが、質問させていただきます。
現在、上の前歯の根治が終わり、穴を埋めるか、かぶせるかの選択を迫られています。穴を
埋めておくだけでは、虫歯が完全にはとりきれていないので、進行し、やがて抜歯になるといわ
れました。一昔前では、埋める治療が主で、現在は、できるだけ差し歯にしておくのがよいとい
われているという説明を受けました。
先生のHPを見ると、できるなら差し歯は後でも・・といわれているように思ったのですが、どう
したらいいのでしょうか。お忙しいかと存じますが、アドバイスをよろしくお願いいたします。
ご意見・ご感想:
歯の治療に悩み、参考になるHPを探していたら、ここを見つけました。知り
たいことがたくさん親切に書いてあり、感激しました。お忙しい中、大変だと思います。患者にとっ
ては、ありがたいです。これからも、 最新の情報をけいさいしてください。よろしくおねがいいたし
ます。
今日はじめて見つけて、お便りいたしましたが、今後も常に参考にさせていただき、自分の歯を
守っていきたいと思います。
抜髄後の前歯の処遇ということですね。「レジン充填にするかさし歯にするか」は、あくまでも
残存する健全歯質の量によって決定されます。
レジン充填には限界がありますし、将来変色や歯冠破折がありますので何時かさし歯になる
運命であることは覚悟しておく必要があります。勿論ご指摘の通り、二次カリエスの懸念や歯根
破折の可能性も否定できませんが、抜歯に至る可能性は低く…というよりもさし歯よりも抜歯に
なる可能性は数段低いと認識しています。
さし歯は、保険外で10万円程度、保険内でも2万円程度(患者負担はその2〜3割)ですが、レジ
ン充填は1500円程度(患者負担はその2〜3割)と手間の割に全く採算の合わない保険点数の
設定にも大きな問題があります。その辺の打算を排除して、純粋に健全歯質の量と形態から判断
された選択であればさし歯もやむを得ない選択かも知れません。
返信:
こんにちは。お忙しいにもかかわらず、すばやい回答と、アドレスの削除、ありがとうございました。
こんなに早くに回答していただけるとは思っても見なかったので。もう、すごく感謝感激・・・です。
先生のアドバイス通り、差し歯にしなくても、レジン充填ができるものであれば、とりあえず、レジン
充填していただき、歯磨きや、歯石除去などの日ごろのメンテナンスを頑張っていこうかと思います。
本当にありがとうございました。お礼まで。