神経を抜いた時期からその寿命が決定されます。
無髄歯の強度

日付、時間:Sun Sep 24 7:49:39 Japan 2000    氏名: みか   
所在都道府県:香川   職 業:会社員   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
 こんにちは。初めて質問させていただきます。神経がある歯と神経を抜いた歯の 強度の違いに付いて、教えていただきたいのですが。
私は、上の中切歯2本を10年ぐらい前に、歯並びが悪く、虫歯もできたため、削って差し歯に しています。その時は、保険の適用の歯にしました。そして、最近もう少し綺麗な差し歯にした いと思い、近くの先生に相談したところ、レントゲンをとって、「神経がのこっているから、もう少し 小さくとか、思い通りにするなら、神経を抜かないといけない」と、言われました。ただ、その場 合は「強度が落ちます。」とも言われました。
その場でどの位弱くなるか尋ねていればよかったのですが、聞きそびれてしまいました。しか し、自分の差し歯を見るたびに、もう少し綺麗な方がいいと思っています。が、強度の事が気に なり、悩んでいます。神経を抜かない方がいいとは、自分でも思うのですが、歯がコンプレックス で思いっきり笑えない方が苦痛なので、よいアドバイスをおねがいします。

ご意見・ご感想:
悩んでいましたが、このページを見つけて、救われるような気がしていま す。よろしくお願いします。

メールアドレス: yukiyanagi@hotmail.com   ホームページURL: http://

回答  二次カリエスや歯髄の炎症が起こって、やむを得ず神経を抜くのであればもう少し形態を修正 して“より美しく”する選択をするべきでしょう。しかし有髄のままで治療が可能であれば、形態修正 を最小限にとどめて審美性の追求は遠慮した方がいいのではないでしょうか。
 形態修正が最小限であっても、補綴物が新しくなれば相応の審美性も確保できると思います。

 “神経を取るとどのくらい弱くなるか”といわれてもちょっと困りますねぇ。
無髄歯の寿命は平均30年程度」。ただし、これには大きな開きがあっ て、短いものは2〜3年/長いものだと50年以上で、治療した状況と周囲の状況で全く異なった結果 を招いているのが現実です。
 つまり神経を抜いた時期からその寿命が決定されます。従って、仮に今回有髄のまま治療した として10年保ったとします。そうすると歯の寿命を10年間延長できたと思ってもさしさわりはない と思います(微妙に違いますが…)。

無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯 無髄歯