日付、時間:Thu Nov 13 13:09:32 Japan 1997 発信地:神奈川 氏名: kankanのママ 職業:主婦 年齢:25歳 性別:female
現在1才3ヶ月になる赤ちゃんに授乳中です。出産を機に歯が弱くなったような気がするので、
半年ほど前から歯医者に通っています。最初は奥歯1本の治療のつもりでいったのが、詰めている
治療済みの歯がすべて悪くなっているので、型をとってかぶせ直すとのこと、週1回の治療が
6ヶ月続いています。
やっと治療も終わり、最後に歯石取りをすることになり、まず下側だけ機械
をつかって、歯石をとってもらいました。が、その直後から、下の歯全部が冷たい水がしみるように
なりました。また、前からよく痛んでいた恐らく知覚過敏のひどい歯が、風にしみるようになった
ので、虫歯が再発したのかと、医者にみせたところ、その歯の神経を抜かれてしまいました。
ところが、痛みはおさまるどころか、下の歯全体が浮いた感じになり、肉などかたい物はかむと
激痛が走ります。浮いた感じがだんだんかゆみを伴ってきて、歯茎全体がかゆい感じがして夜も
眠れません。
これは歯槽膿漏なのでしょうか。歯石取りをする前まではそんな感じはなかったし、 歯医者では歯石は少ないほうで、歯磨きも上手だといわれていました。歯石取りをしたときに、 歯茎にばい菌が入ったとしか、考えられません。そんなことってあるものなのでしょうか。 ちなみに、私は治療の際の麻酔跡にも口内炎ができやすく、粘膜の弱い体質だといわれました。 歯磨きは普通に朝晩1日2回です。
Q: 半年ほど前から歯医者に通っています。最初は奥歯1本の治療のつもりでいったの
が、詰めている治療済みの歯がすべて悪くなっているので、型をとってかぶせ直す
とのこと、週1回の治療が6ヶ月続いています。
詰め方や材質の問題もありますが、年齢的に二次カリエスの存在は十分に考えられ
ます。
Q:やっと治療も終わり、最後に歯石取りをすることになり、まず下側だけ機械をつか
って、歯石をとってもらいました。
A:治療を始めるにあったって、まず最初に取るべきなのですが、その必要性と効果を
十分説明した上でしないと下記のようなトラブルが発生し、信頼を失って以後の治
療ができなくなる場合もあります。そこで、治療を全て終わった人に“ごほうび(
十分理解いただけたものとして)”歯石を取る様な現実があるようですね。
Q:その直後から、下の歯全部が冷たい水がしみるようになりました。
A:歯石があるから、歯肉が炎症を起こし知覚過敏になったり、歯槽骨の破壊を起こす
わけですが、歯石といえども外来刺激を遮断するバリアの役目を果たしていました
。そのバリアを取ると一時的に歯は、滲みるようになることは日常臨床ではよくあ
ることです。
Q:前からよく痛んでいた恐らく知覚過敏のひどい歯が、風にしみるようになったので
、虫歯が再発したのかと、医者にみせたところ、その歯の神経を抜かれてしまいま
した。
A:神経を取るのは最後の手段として、もう少し状況を説明&理解を得て様子を見れば
良かったですね。
Q:医者にみせたところ、その歯の神経を抜かれてしまいました。ところが、痛みはお
さまるどころか、下の歯全体が浮いた感じになり、肉などかたい物はかむと激痛が
走ります。浮いた感じがだんだんかゆみを伴ってきて、歯茎全体がかゆい感じがし
て夜も眠れません。これは歯槽膿漏なのでしょうか。
A:根尖病巣です。神経の取り方が悪い? または、不十分であるために、歯の根
の先で炎症を起こしているためです。
Q:歯石取りをしたときに、歯茎にばい菌が入ったとしか、考えられません。そんなこ
とって?
A:違います。口の中や身体の中には常にたくさんのばい菌がいます。それが、炎
症を起こすのは、極端に免疫抵抗力が低下した時か(この場合該当しません)、体
内に異物が侵入または発生した場合です。このケースでは、異物は歯の中に発生し
た神経の残骸物の腐敗です。
処置としまして、神経を抜くというよりも腐った神経を掃除するといった処置( 感染根管治療)が必要です。治癒率は、約80%程度(前歯だともう少し高い値) といわれています。