所詮、生体の構成成分以外はすべて異物です。
歯科用の金属

日付、時間:Fri Sep 29 14:09:54 Japan 2000    氏名: 小池由佳   
所在都道府県:埼玉   職 業:主婦   年 齢:39歳      性別: female  

歯科鋳造用金銀
パラジウム合金(保険適用)
成 分
含有量
12%
50%
パラジウム
20%
16%
その他
 2%
質問:
側切歯が一本、挿し歯です。金属の土台を入れて挿し歯を被せてあるのですがこの 金属は体に影響は無いのでしょうか。チタンも活性酸素で腐食すると聞き心配になりました。 ブリッジの方が体には安心なのでしょうか?

ご意見・ご感想:
知人が上顎部に腫瘍ができ、今までは気にしていなかったのですがとても 心配になってしまいました。よろしくお願いいたします。

回答  歯科用の金属は現状最も安全(実はそうではないとは思いますが…)といわれる合金を使用して います。チタンやセラミックはより安全だとは思いますが、加工性や強度に問題があって今の技術 では応用ができません。

 所詮、生体の構成成分以外はすべて異物です。程度の差はともかく アレルギー反応の全く無い材質は存在しません。その中で、安全性・加工性・コスト・強度など を考慮して、経験的にも問題のない材質を選択しています。
 腫瘍との関連を全く否定することはできませんが、可能性は限りなくゼロに近いと思います。また、 仮に現在使用している合金に問題があったとしても、その代用品のない現状において“無いもの ねだり”をしても何も生まれてきません。弥生人の平均寿命は26歳という報告もあります。歯科用 金属を含めた20世紀の環境が、平均寿命80歳を我々に与えてくれています。その中には有害な 物質も多々あるはずですが、それらを含めて20世紀の環境と捕らえるべきだと思います。

 ちなみに、さし歯もブリッジも材質は同じですので“さし歯おブリッジにする”という考え方は的はず れです。

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