歯の神経は、一度炎症を起こすとなかなか回復しません。
ぎりぎりの治療

日付、時間:Wed Oct 4 13:14:55 Japan 2000    氏名: TA   
所在都道府県:群馬   職 業:その他   年 齢:23歳      性別: female  

質問:
気にしすぎなのかもしれませんが、とても不安なので教えてください。
 神経を残せるか残せないかという状態の歯を、ぎりぎりの所で残すことができました。その時は 平気でしたが、しばらくして痛くなってしまいました。痛みがなんとなく消えた頃、歯医者さんに行っ て、痛くなくなったけれど一応レントゲンをとりました。特にレントゲンには何も写ってなかったので、 炎症が軽かったから大丈夫になったと言われ、帰ってきました。
 それから1ヵ月経ちましたが、また、たまにふと痛みが走ります。今度はちょっと違った痛みで、 歯の中心から喉の方に痛さが走ります。いつからかというと、2週間前に、硬いもの(イカ)をその歯 で食べた時からです。人前だったので、出せなくて必死に食べてしまいました。こんなまぬけなこと が原因なのがはずかしいのですが、しんなり硬いものを食べたせいで、痛みはでるものでしょうか。 今は硬いもの、冷たいもの、熱いものはすべてやめてます。もう2週間そっとしておいたから、治 まったかと思ったのですが、1日に一回一瞬くる嫌な痛みが恐くて、まだ刺激を与えないようにして ます。  神経を残しておきたいのですが、残しておくかぎり、絶対硬いもの食べなければ、もたせることが できるのでしょうか?
 仮に、この歯の神経が死んでしまっていた場合、その前に歯茎が腫れたり、こんな痛さじゃない くらいの激痛があるんでしょうか?
今、水を飲むとちょっとしみる感じはしますが、自然な冷たさのような気もしますし、叩いてみると、 痛いかなくらいの時もあれば、全然痛くないときもあります。熱いものは恐いので試してませんが、 これは神経が生きていると思って大丈夫でしょうか?
他の方の質問を見ていたら、神経が既に死んでしまっている可能性もあり、初期の場合はレント ゲンに写らない場合もある、というのを見たので、心配になり付け加えさせてもらいました。 お願いします。

回答  歯周疾患末期の場合は別にして、歯の神経は残せるものなら残したいのものです。 ただ他の生体組織と異なって、閉鎖された空間と限られた血流の中で生活している歯の神経 は、一度炎症を起こすとなかなか回復しません。

 なるべく刺激を与えないようにするのは自己防御策の一つですが、1か月が一つの目安です。 「滲みるのは、神経が生きている証拠」とは言っても「手足が腐って、心臓だけが動いている」 ような状況もあります。神経が死ぬ直前に歯茎が腫れることはありませんが、“夜も寝れない 程の痛み”という可能性はあります。または今までの痛みがピークで、このまま滲みや痛みが 消失して一旦回復したようになる可能性もあります。
 いずれの場合も、神経が完全に死んでしまってから半年後くらいに根尖病巣へと発展して、 再び歯茎の腫れを伴った痛みとなって症状を現します。その時期になってもレントゲンで確認 できない場合もありますが、普通はそこまでいって初めて確認されることが多いように思います。

 ただ、今治療するとしても抜髄ですし、半年後に行う処置も全く同じ処置です。根管治療の 技術に問題なければ治癒率も同じです。現時点では、症状の変化に注意をしながらもうしばらく 様子を診るしかなさそうですね。

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