microsurgeryを使用しない歯根端切除術は極端に予後が悪い。
手術が不安

日付、時間:Mon Oct 9 16:44:03 Japan 2000    氏名: H.Y   
所在都道府県:群馬   職 業:主婦   年 齢:35歳      性別: female  

質問:
現在、上顎の中切歯と側切歯4本の治療で通院しています。いずれも抜髄しており、 1本は13年前に差し歯にし、残り3本も変色が気になるので差し歯にしようとしています。
 レントゲンを撮ったところ、差し歯の根の先に2mmくらいの膿の袋があるとのことで、「根の先 を切る外科的な手術が必要」と言われ、あとの2本も軽い炎症があるらしく2ケ月程根管治療を 受けました。ところが、治療中膿孔ができたり痛みがあったり(3日間くらい)したからでしょうか、 「3本まとめて手術しちゃいましょう」ということになり、12日に予定しています。
 私としては、現在は痛みが全くないし、先生のHPを読むうちに安易に手術を受ける事に不安 を覚え、相談させていただくことにしました。美容の上だけの差し歯の治療は断念しても構わな いのですが、根管治療中に歯の一部が欠けてしまい、強度が心配です。根管治療をやり直すこ とが得策かと思いますが、担当の先生はそれには渋面で、口腔外科が専門のせいか手術に ヤル気マンマンといった感じです。
 こんな文章で河田先生に伝わったかどうか怪しいですが、やはり、手術は受けないほうがよい でしょうか、今後の差し歯治療も含め、ご指導ください。お忙しいのにすいません。

ご意見・ご感想:
兵庫の方は、先生に診て頂いて幸せですね。私の担当の先生も、このHPをど うやら知っているらしいのですが、それにしては不勉強ですよね・・・。

メールアドレス: YIU12932@nifty.com   ホームページURL: http://

回答  歯根端切除術を予定しているようですね。 「microsurgeryにより飛躍的に成功率が向上している」というご意見 もございますが…裏を返せばmicrosurgeryを使用しない歯根端切除術は極端に予後が悪いと いう風にもとれます…、絶対に行うべきではありません。

 とにかく「根尖病巣の原因は根管内の汚物ですから、根管治療以外に解決の道はない」と信じて いただいて結構です。根管治療が余程不可能な条件が重なった場合に限って、やむを得ない選択 としての位置付けです。
 根管治療に絶対の自信がある場合に行う根尖部異物除去手術 であれば問題はないのですが、どうも違うようです。

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