日付、時間:Sun Oct 15 17:32:37 Japan 2000
氏名:
所在都道府県:東京
職 業:その他
年 齢:24歳
性別: female
質問:
以前7月8日に 膿の袋で相談させていただきました。
今回は奥歯のかみ合わせについて歯医者さんに言われた事で悩んでいます。
私は、20歳のときに、今とは別の歯医者さんで21|123)計5本(3|は抜歯し
ました)と、431|23の計5本を歯並びを
治したいためにさし歯にしました(虫歯もありました)。
元の歯並びは、上の歯は、(1)は並んではいなかったのですが、比較的普通の場所にありま
した。(2)は両方とも奥にありました。(3)は両方八重歯で、抜歯したほうはとくにひどい位置で、
抜歯せざるを得なかったようです(矯正がイヤだったので)。下の歯は、すべて前に出ている感
じで、上の歯とのかみ合わせでぎりぎりのところまで削り、中に入れてさし歯にしました。
現在のかみ合わせは、前歯でガードできるようなかみ合わせではなく、奥歯に相当負担のか
かるかみ合わせだ、と今通院している歯医者さんに言われました。実は、奥歯の治療をずっと
していて、上下(6)(7)現在仮歯で、上(7)以外は全部白いかぶせ物を希望しています。現在の奥
歯に負担のかかるかみ合わせで、白いかぶせ物にすることはとても反対されているのですが(
すぐ駄目になるのが分かっていて、高い治療費をもらうのがイヤだ、という考え方のようです)、
最後の手段?で下の歯右(3)(4)をやり直し、歯を少し長くすることで、今よりは、前歯でガードで
きるようなかみ合わせに治せる、といわれました(理想的には矯正を勧められていますが、矯正
はイヤなのです。その次に上下1本ずつくらいの抜歯を勧められましたが、それもイヤなのです)。
下の歯(3)(4)をやり直すならば、根管治療もする予定ですが、レントゲンでほとんど根が見えな
い状態で、外側から切らなければいけないかもしれないと言われています。そのときに
神経麻痺が起こる可能性もあると聞きました。神経麻痺が怖くて(3)(4)のやり直しは少しためらっ
てしまいます。今小さい膿の袋ですが、いずれ根の治療をやらなければならないのなら、かみ合
わせのことを考えると今やりなおしてしまったほうが良いのでしょうか?それとも白いかぶせ物に
さえしなければ、奥歯に負担のかかるかみあわせでも問題ないのでしょうか?
とにかく歯並びが悪いまま無理やりさし歯にして並べたために、適合?の面でもひどい状態だ
そうです。適合が悪いので月1回の歯垢除去もいたちごっこ、と言われてしまいました・・・。そん
なもんですか?
かみ合わせや適合の悪い歯は将来すぐ駄目になってしまうのですか?
審美性の問題でさし歯にしてしまい先生にはとても叱られてしまいそうですが、どうぞよろしくお
願いいたします。
前歯の咬合負担能力に関係なく、大臼歯部のセラミックは破折し易い
ので極力避けるべきでしょうね。3・4番も本来の必要に迫られて治療するのならともかく、大臼歯
の負担を和らげるために目的を達成しないまま犠牲になる可能性もあります。
すべての咬合が揃っている場合ですら大臼歯のセラミックは破折します。少々咬合が分担された
程度では破折の回避は不可能です。あまりわがままをいわずに、金属にしておいた方が無難です。
“月1回の歯垢除去もいたちごっこ”であればなおさら毎月汚れを取り続ける必要があります。
噛み合わせが少々悪くっても、普通は早期喪失にはつながりませんが、歯周疾患のコントロール
が不十分だと早期喪失に直結してしまいます。時期がきたら早めに前歯部補綴をやり直すくらい
の気持ちで臨まれてはいかがでしょうか。