抗生物質は炎症を抑える効果はありますが、根本的な解決策ではありません。
歯槽膿漏と診断

日付、時間:Sun Oct 15 22:43:19 Japan 2000    氏名: T 文子   
所在都道府県:滋賀   職 業:主婦   年 齢:46歳      性別: female  

質問:
お忙しい所申し訳ございません。2年前から歯槽膿漏と診断され治療を続けてきました。
 右上2が化膿したのが始まりで、その後下前歯4本を残せるようにと下左右678との高さを上げ たり、右上2を助けるため神経は残したまま1〜3の6本を固定しました。歯磨きに励む毎日にもか かわらずその後は2年間で4回ほど歯茎の化膿,切開を繰り返しています。特に下前歯は歯並び が悪く右3は前にでており犬歯としての役割はしていない様な状態です。
 先日から下右2〜3の歯茎が化膿し(レントゲンを見て素人の自分でさえ歯槽膿漏は重症と思い ます)抜歯〜矯正をしたほうが良いと言われています。確かに歯槽膿漏の歯でなければ抜歯して 矯正したほうが良いとは思える歯並びなのですが、前歯4本は歯槽膿漏なのに矯正治療をしても 耐えられるものでしょうか。自分では抜歯と諦めても(そのほうが歯磨きもしやすく、その部分がど うしても改善していかないのでと自分で言い聞かせて)その抜けた部分はどうなるのか?心配で す。(前歯を助けるため30万かけて奥歯の高さをあげたのに)との気持ちもあり今の先生にも 申し訳ないのですが不信感を持ちかけています。
 こちらは田舎で歯周病の専門の歯科医師を見つけることが難しく質問もできず悩んでおります。 今下右の治療は抗生物質を飲んで治まるのを待っている状態です。よろしくお願いします。

回答  抗生物質は炎症を抑える効果はありますが、根本的な解決策ではありません。それと同様に 負担を和らげるというのも根本的な解決策ではありません。

 歯槽骨の破壊が歯牙動揺の原因ですが、その破壊は炎症によるものです。いつも化膿している 状況ということですので炎症のコントロールというか、炎症の原因である歯石や、場合によっては 根尖病巣に対する処置が適切に行われていないと思います。
 とにかく個々の炎症の原因を特定して、原因を徹底的に排除しないと状況はますます悪化する ものと思われます。


質問:Tue Oct 17 10:49:33 Japan 2000
 15日に歯槽膿漏で質問した者です。早速返事を頂きありがとうございます。右下2〜3の痛み は治まってきましたが、このままでは何の解決にもならないと、改めて思い知りました。
 今、治療を受けている医院では2年間咬合挙上、連結固定のメンテナンス、歯石除去、SRP、の 治療を受けていましたが、今は右下2の抜歯ー矯正の方針のようです(歯並びの悪さにより化膿 しやすい事と、重症のためと説明をうけ)。今から思いますとちゃんとした歯石除去ができてなかっ たのかもしれません。
 思い切って医院を変えようかと考えていますが田舎のため良い歯科医師を見つけることができま せん。先生と同様のお考えの方を紹介頂けないでしょうか(京都位なら通院できると思います)。 又私のような歯槽膿漏の上に悪い歯並びでも固定等の処置が出来るのでしょうか?(今の、医院 では無理と言われています)よろしくお願いします。

ご意見・ご感想:
このページを拝見して勇気がでて前向きに考える気持ちになれました。自分の 歯に対する無知さを恥じる思いですが、今の自分の歯の状態を自分でも知り納得して治療を受けた いと思えるようになりました。このページを開いて頂いて本当にありがとうございます。

回答:
 歯周病学会認定医なら比較的近いかも知れません。 一度相談されてみてはいかがでしょうか。

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