同じ深さでも歯の小さい下顎前歯部の場合は最も歯髄炎に発展し易い場所。
治療した歯

日付、時間:Thu Oct 19 21:22:34 Japan 2000    氏名: 匿名希望   
所在都道府県:東京   職 業:その他   年 齢:23歳      性別: female  

質問:
こんにちは。このホームページは大変勉強になるので、よく拝見させていただいてま す。
よく「歯髄炎」というのを見かけますが、麻酔をして削った場合は、たいてい後で神経が炎症を起 こすのですか?
虫歯の大きさによるものだと思いますが、麻酔をしなければならないとなると、それなりに削ること になりますよね?私は1ヶ月ほど前に、下の側切歯を麻酔をして削って詰めてもらったんですが、 おととい突然キーンと痛みました。1回だけなので、それほど気にしなくてもいいと思ったのですが、 後で神経をとらないといけない状態になってしまうのかと心配になりました。プラスチックみたいな もので詰めたところが数箇所あります。凍みたりはしないけど、たまに中から圧力がかかったよう な痛みがあって、1・2分もすれば治る歯もあり、これも気になります(これは治療してから2年くら い経ってます)。どんなに丁寧に手入れをしたとしても、必ず歯髄炎になってしまうのでしょうか?

回答  麻酔をして削ったということは、「虫歯は深いけれども、神経保存のために治療した」ということです。 しかし、現実の問題として削ったり詰めたりした刺激が最後のトドメとなって歯髄炎を起こすケースも あります。その頻度は数%以下だとは思いますが、同じ深さでも歯の小さい(神経との距離がない) 下顎前歯部の場合は最も歯髄炎に発展し易い場所といえます。

 歯髄炎も炎症の程度によっては回復可能ですので、今の状態がそのまま抜髄に至るかどうかは 今後の経過次第ということになります。基本的には、定期的に歯石除去を行うと同時に普段の歯磨き を徹底することである程度は進行を抑制することも可能ですが、一度炎症が起こってしまうと手入れ では対応は不能です。十分な睡眠と体力回復が最も?有効な(せめてもの?)対応策です。

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