治療方針の違い
日付、時間:Thu May 13 1:48:57 Japan 1999
氏名: 匿名希望
所在都道府県:福岡
職 業:主婦
年 齢:48歳
性別: female
質問:
今回、2度目の質問です。 認定医を紹介していただいたのがきっかけで、熱心な
歯科医院を探し、2ヶ月の間に8件(そののうち2件は、大学病院)も医者めぐりをしてしまいました。
ついでに、姫路の河田歯科医院にまで行って見ようかと本気で考えています。先生!!!
私は今、知りすぎた恐怖におののいているところ・・・。今まで行った歯科医の診療結果です。
- フラップオペをして、エムゲドインを入れ様子を見ます。2年かかります。インプラントも移植もやりま
せん。
- フラップオペと移植を同時に・・・悪い歯は抜いて、インプラント。これだけで、200万ぐらいかか
るかも。
- 骨はしっかりしてます。検査をもっとしっかりしないとわかりません。奥歯の1本は、骨が溶けて
いる状態、親知らずも抜くべき。フラップオペをするとしたら、1年くらい・・・・・ちょっとキツイですよ。
- フラップオペをするには歯茎が下がりすぎ。 ポジティブに移植を。骨がしっかりしている。
10年持ちます。それから考えても、よいと思います。
- ここは自由診療です。フラップオペは項目になかったので、資料を集めただけ。移植とインプラント
が中心でした。
- ここは女医さんです。通院する気持ちがなければ、ちょっと診察ができません。フラップした場合、
週1ではダメ。週3で2年ぐらいかかる。
- 大学病院の担当医(スケーリング)はベスト。営利に関係無く、冷静にアドバイス。しかし、転勤
して辞めるとのこと・・・ショック!!
やはり、医者とのフィーリングってありますよね。誠実で信じられる医者って・・・。
先生、わたしはどうしたら良いのでしょうか。
メールアドレス: lamunes@aaw.mtci.ne.jp
ホームページURL: http://
まるで、歯周疾患治療の現状レポートですね。エムゲドインとかGTRは現状では予知性の低い
治療です。移植って骨移植ですか?歯牙移植・骨移植、またインプラントにしても二の次ぎにして
まずは歯石の除去とメインテナンス。さらに必要な部位に対してはフラップオペを検討されては
いかがでしょうか?担当する医師の経験と価値観の違いにより処置方針が異なるのはいたしかた
のないことだと思います。
治療時間が苦にならなければ、大学病院の歯周病科が最善ではないでしょうか。
或いは、大学病院で一旦治療を受けて、歯周病科の関連病院の場所を聞いてそちらで治療および
メインテナンスをしていただくのも一つの方法だと思います。アカデミックな分、治療が回りくどかったり
手続きが面倒かもしれませんが、確実に最善の治療が受けられるはずです。
診断:
上顎臼歯部は骨量の関係から、インプラントは不可能です。現存歯を最大限保存することが
最善の方法です。治療の優先順位はともかく、下顎前歯部を除いてすべて抜髄と根管治療を
行った上で、支台形成後にフラップオペまたはそれに順ずるルートプレーニングをして補綴物
による連結固定。以後メインテナンスを充実すれば相当期間永く機能させることが可能だと
思います。
歯周疾患
歯周疾患
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