患者さんに代って適切な手段を選ぶのがプロの技。
補綴物の選択

日付、時間:Tue Oct 24 18:05:52 Japan 2000    氏名: yamada   
所在都道府県:神奈川   職 業:学生   年 齢:22歳      性別: male  

インレー
インレー
隣接面を含む修復は金属インレー
質問:
はじめて質問します。今週奥歯に歯の詰め物をしてもらう予定なのですが掛り付け の歯科医さんからは、あらかじめ削る前にも、削ったあとも詰め物の話は聞けませんでした。  詰め物にはいろいろな種類があるそうですが、患者の側があらかじめ詳しく説明されていれ ば私なりに選ぶことができると思うのですが、一般的には歯科医さんの独断によって決まるも のなのでしょうか?
また、詰め物の種類にはプラスチックと金属と瀬戸物があるそうですが、詰め物として耐久性 が高いのはどれでしょうか?
また、見栄えからしてプラスチックと瀬戸物にしたいと私は思っていたのですが、奥歯の詰め物 としてプラスチックと瀬戸物を歯科医さんがあまり勧めない理由というあるのでしょうか?
長々と質問してしまいましたが、よろしくお返事下さい。お願いします。

回答  説明が全くないのは今時考え物ですね。
ただし選択の余地となると必ずしも患者さんにはそれ程多くの権限がないという認識もあります。 と申しますのが、疾患の状況を把握して、歯について知識のない患者さんに代って適切な手段 を選ぶのがプロの技だという認識です。勿論状況と程度によります。

 例えば、初診の時「保険でしますか?保険外を希望しますか?」という質問があったと思います。 「保険で」と答えた場合、歯の欠損状況を考慮すればおのずと金属かプラスティック(レジン)のい ずれかに決まってしまうわけです。
 瀬戸物という選択もあるわけですが、強度面で問題のない前歯の場合は「どちらにしますか」と いう再度の選択を提案されると思いますが、強度面で大きな問題のある奥歯の場合、瀬戸物の選 択余地を与えること自体プロとして疑問に思う歯科医が多いはずです。患者さんの審美的要求は、 歯医者も十分心得ていますので、可能な限り(必要以上に??)その要求に応える姿勢は十分 あると認識しています。

 その辺の材質特性と欠損状態から選択余地のない場合でも一応の説明がなされるべきだと思 いますが、おそらくあまりにも当然の選択だったので説明を怠ったのでしょうね。いちいち説明しす ると「うるさい!」と怒る患者さんがいらっしゃることも考慮していただきたいと思います。

返信:
質問に答えていただきたいへんありがとうございました。
私もただ要求するだけでなく、歯科医さんの立場に立った分度を守った質問をしたいと思います。 今回は私がほとんどなにも知らなかったため少しいざこざが起こってしまったのですが 貴重なアドバイスを参考に私なりの対処をしたいと思います。

詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物 詰め物