バイパスを作って…私からみれば“愚かな発想”です。
ファイルの破折

日付、時間:Fri May 14.03:04:03 Japan 1999   氏名: 匿名 
   所在都道府県: 東京   職 業:    年 齢: 30歳     
性別: female  

質問:
今まで歯については無関心で、治療も先生任せだったのですが、ある歯医者でひどい 治療を受け(抜髄治療に失敗して、歯を失ってしまいました)、そのショックから、自分の歯は自分で 守らなきゃだめだと思い知らされました。今では歯に関する情報を得ようと必死で検索している 毎日です。
 じつは先日、最後に行った抜髄治療の後、痛みがとれないので相談にいったら、「痛みがでるの はおかしいなー」と首を傾げるだけで取り合ってもらえませんでした。前に一度レーザー治療してくれた クリニックに行こうか迷ったのですが、河田先生のページに保存科か歯内療法科がいいと書いて あったので、思い切って大学病院の保存科に行きました。すると金属片(ファイル?)が神経の 先に残っていることがわかったんです。
その後、ファイルが折れ込んだ歯は、もう5回ほど治療を続けていますが、まだ金属が取れません!  ときどきうずくような痛みもあって(歯茎が痛む感覚?)、困っています。先生から「痛みが取 れなければ、やっぱり抜歯かも…」なんて、恐いことを言われました。 今は金属が刺さっている場所に近い別の神経の穴(バイパス?)から薬を入れて、様子を見ている ようです。(先生の説明が難しくてよく理解していません。)  抜歯をしないで済むよい方法はありますか?

回答 “バイパス”という考え方は歯科では一般的です。通常は元々神経の入っていた管がら膿を出したり、 薬をいれたり→→ファイルが折れてるから不可能→→バイパスを作って…という発想です。
私からみれば“愚かな発想”です。ファイルが途中で折れたために神経が残ったり、血液が混入して それが腐敗→→腐敗した汚物の為に根尖病巣。 従って、破折したファイルとともに腐敗した汚物を除去しなければ回復は見込めません。
破折したファイルの長さと位置にもよりますが、ファイルの上までを綺麗に清掃して綿密に充填した 上で、ファイルもろとも“歯根端切除”これが唯一の解決策です。

根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療 根管治療