日付、時間:Mon May 17 21:11:07 Japan 1999
氏名: 前歯治療中です!
所在都道府県:三重
職 業:会社員
年 齢:28歳
性別: female
質問:
はじめまして。現在,前歯の虫歯を治療中です。先日「根」の治療が完了し,
先生から「神経をぬいているので、2〜3年後には歯がもろくなり欠けてしまうため、歯根を
残し歯を切断し金属を差し込んでその上にセラミックの歯を被せなければならない」(さし歯?)
といわれました。
このまま自分の歯を残したいのですが、やはり「さし歯」にしたほうがよいのでしょうか。前歯
なのでとても不安で治療に踏み切れません。また「さし歯」になった場合、歯の寿命は何年ぐ
らいですか?
ご意見・ご感想:
いろいろな歯医者さんにかかる勇気もなく,質問をするにも聞く人もいない
とき「わらにもすがる思い」でインターネットをひらき、日々疑問に思っていた歯の治療のことなど
が項目別にわかりやすく解説していただいてあるのに感激しました。ありがうございました。
どうでしょうか。残っている健全な部分(残存歯質)の量によって治療方針は異なります。
歯がほとんど崩壊している状態であれば、金属(ポスト)を差し込んでその上にセラミックなり
保険の硬質レジン前装冠をする必要があります。しかし、残存歯質が多い場合には、欠損部分
にレジンを詰めてとりあえずお終い。
神経を取った歯は確かに、もろくなりますのでいつか(10年先?)壊れるでしょうし、その前に
(5年先?)変色して見た目が悪くなります。その時点でさし歯にしても遅くないのでは?と
思います。と言いますのが、ポストをさした歯は根っこの部分に楔を打ち込んだ状態になりま
すのである程度年限が経つと歯根を破折してしまう可能性があるからです。
状況によっては、歯を切断し金属を差し込む前のステップとして“スクリューポストとレジン”に
よる支台築造も可能です。
「さし歯」になった場合、歯の寿命は一概には言えません。早ければ2〜3年の場合もあります
が、通常は10年以上→30年までくらいでしょうか。周囲の歯の状態にも大きく影響されます。
若い頃に治療したものは、周囲が健全ですから比較的長持ちします。