歯を抜いたから急激に変化するものでもありません。
顎変形症と診断

日付、時間:Thu Nov 2 19:05:13 Japan 2000    氏名: Y   
所在都道府県:宮城   職 業:学生   年 齢:21歳      性別: female  

質問:
はじめまして。顎変形症と診断された者です。右上の奥から3番目の歯を抜いてから、 上顎が右上がりにずれ始め、今では上顎が左へ,下顎が右へとかみ合わせがずれています。最 近左の頭頂部が引っ張られる感じが強く、右側に比べ、左の頭頂部が出ているような気がします。  子供の頃からの事だとは思うのですが、このまま、頭まで変形してしまうのでは、ととても不安で す。気のせいなのか、それとも顎変形症と関係あるのか教えてください。次の受診日まで、日にち があるのでとても心配です。それから左側の肩こりが強いのも関係あるのでしょうか?

メールアドレス: atsu21@jasmine.ocn.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  顎変形症と肩こりは因果関係があるように思います。変形した顎のために周辺筋肉が異常に 緊張した結果、肩の筋肉も緊張状態が連鎖している可能性があるからです。
 ただ、歯を抜いたから急激に変化するものでもありませんが、どうしても咬合関係が変化して しまいますので症状が著明になった可能性はあります。

 最終的には外科的手法で顎変形症を治す手段もありますが、簡単に選択できる手段ではあり ません。現実の問題として的確な治療方法がなく、咬合関係を保ち続けることにより自然治癒 を期待するのが最善と思います。そのような状況で、しかも21歳という若さで抜歯しなくてはなら ない状況は大いに反省すべきことです。
 今後二度と歯を失ったり、過剰な補綴処置を必要とする状況を回避するために、地道ではあり ますが歯石除去を始めとしたメインテナンスを徹底すべきだと思います。

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