メインテナンスのない手術はみじめな末路をたどってしまいます。
骨の手術(アメリカ)

日付、時間:Fri Nov 10 7:40:53 Japan 2000    氏名: N.S   
所在都道府県:埼玉   職 業:主婦   年 齢:30歳      性別: female  

質問:
はじめまして、20歳の頃から歯周病がひどくなりだしたのですが、今は左上の犬歯 (|3)が抜け落ちそうなほど進行してしまいました。
 今住んでいるアメリカの歯茎専門の歯科に行ったところ、左上3本(|345)下2本( |56)を抜歯して、部分入れ歯にし、その 後全体をフラップと骨(Osseous)の手術をしたほうが良いと提案されました。
 30歳で歯を何本も抜く事にとても抵抗があり、大変落ち込んでいます。歯科ではスケーリング とルート・プレーニング後にレントゲンを見て診断されたのですが、犬歯の隣の左上(|45) は確かに骨も残り少ないのですが、腫れたことも無いしぐらつきもとても少ないので、私としてはこ れは抜歯したくないのです。3ヶ月後には日本に帰り、そのまた3ヶ月後からドイツに住むのですが、 急いでやれば日本に帰るまでに出来るとの事ですが、アフターケア−のない歯科で手術をやるの は気が進みません。ドイツには数年住む予定なのでそこで本格的に治療をするつもりですが、歯 科に行くのは半年以上先になります。
抜け落ちそうな犬歯だけでもすぐに治療したほうが良いのでしょうか?
ちなみに犬歯に痛みはありません。また、日本で歯科に行った場合3ヶ月でどこまで出来ると思わ れますか?

メールアドレス: nami_s@anet.ne.jp   ホームページURL: http://

回答  メインテナンスのない手術はみじめな末路をたどってしまいます。メインテナンスは何処でもできる とはいっても、一環した方針の下に行った方が好ましいことは言うまでもありません。手術の方法や 補綴設計にも担当するドクターの技術や経験・価値観によろ相違があります。

 例えば私ですと、|345|56: 抜髄→手術→連結固定。それ以外の場所についてはルート・プレーニングでメインテナンスに移行 すると思います。それでも10年以上は保存できるという経験から来る自信があるからです。でも、 その方法を他のドクターに押し付けることはできませんし、仮にあとのメインテナンスを他に依頼した としても「無茶なことをして…」とメインテナンスに力が入らないと思います。

 最終的に治療はドイツに行かれて処置方針を決める方が良いと思います。その間、毎月歯石除去 を行っておけばそれ程症状の変化はないと思います。日本での3か月も本格的治療にもっていける 期間ではありません。

歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科 歯周外科